数年前行きつけの店で飲んでたら日本語の発音で集中砲火を浴びて半ベソで帰ってきたことがあった。
そこはマスターは京都出身でもう一人の店員のお兄ちゃんは確か東北出身の二人できりもりしてるお店。
私『何が嫌いってビールの"け"が抜けたのが一番嫌いなんですよー』
店員『"け"は抜けないよ、"き"だよ! ねー、マスター?』
マスター『"け"は言わへんわー、"き"やわー』
それを聞いてた常連の客『もしかしてそれ、俺への当てつけ? 喧嘩売ってる?』
(と、海岸線が後退したオデコを指して怒り出す始末)
私『すっ、すみませんでした。。。』
その週末、緊急家族会議であります。
私『ねー、炭酸のシュワシュワが無くなったビールって何て言う?』
父上『そら、"け"が抜けるやろぉ』
私『こないだ飲み屋で"き"やって言われて、めっちゃいじめられてん。 しかもマスターは京都の人やのに…』
父『そら、京都人ちゃうでぇ』
母『あんたは間違えてへんでぇ、自信持ちやー』
それ以降"き"か"け"かの検証作業は行ってないんだけど、よく考えたら自分が関西圏に住んだのは幼少の極僅かで喋る関西弁は親からの影響しかないので当たり前かもしれない。
更にそう言えば親から教わってるということは関西弁の"敬語"が話せない事も。
学生時代バイト先にめちゃめちゃ大阪弁の社員の人がいて、やっぱり関西弁聞くとこっちも影響されるわけ。
その人と話すときはつられて関西弁で喋ってたら…
社員の人『おまえー、関西弁はええねんけど、俺は10コも歳上なんやからもうちょっと敬語使えやー!』
私『関西弁の敬語知らんし…』
社員『"ですやん"とか、"ますやん"とかあるやんけー!ボケーッ!』
なるほど。
関西弁を使う機会は家族と話すときと京都に帰省したときのみで、敬語を使うシチュエーションが全くない…、というか、習ろてへんねん。
そら、しゃーないわ。。。