佐藤初女さんをご存知の方は多いのでは

と思います。

 

 

1992年頃から青森県弘前の地で

生きる希望を失い死をも考えている人へ

ただただ寄り添い手間暇を惜しまずに

作った手料理、おむすびを食べてもらい

数日間、宿泊できる場所としてイスキアを

始めたようです。

 

 

イスキアの命名 由来はイタリアの火山島からで

生きてゆく希望を持ち直して欲しいという

願いから。。

 

 

ある時に青年が世から見捨てられ自殺を

考えていると言いイスキアを訪ねたそうです。

初女さんは数日間ここに滞在を とすすめたが

青年が頑なに拒んだため おむすびをひとつ持たせた

ようです。

 

 

青年は電車の中で頂いた物を取り出すと

タオルに包まれた おむすびが一つ入っていました。

おむすびは まだ温かく一口食べると身体中に

温かさ優しさ自分を思ってくれる人がいる事を

体の芯から味わったそうです。

 

 

 

森のイスキアは龍村仁監督のガイア シンフォニーでも

紹介されてより広く知られる様になったようです。

 

 

会話もままならない人には

ただ寄り添いひと時を共にし

包み込んであげたのだろうと想像します。

 

 

人は自身の存在を無意識のうちに確かめ

そして必要とされたいという生命の本能のなかで

喜びや悲しみを味わいそれだからこそ人を労り

時に恩返しのように優しく接する事ができる。

 

 

 

自分が小さく思えてしまう時

なぜか森のイスキアを思い出す。。。