厳しい修行に耐えきれず二人の修行僧が山寺を

抜け出した。

時は冬の真夜中だった。

夢中で走った先に廃墟となった古寺がありました。

 

 

ひとりの修行僧が朝までここで夜を明かそう!

と言って何が薪になる物はないかと言いながら

仏像を持ち出してきた。

 

 

もうひとりの修行僧は必死でそれはまずい!と

言い争いになったがここで凍え死ぬのと

明日のお天道様を拝むのとどっちを選ぶ?

 

 

苦労して火をつけ燃え上がる炎に

お互いの顔が赤く照らされた…

ふたりは悟った…