こんにちは
まっつんです
今日は前回の
ゆとり教育は失敗?【序章】からの
第一章です
さてゆとり教育とは
一体なぜ
導入されたのか
その背景には
- 高度成績主義の過重
(詰め込み教育の見直し)
- 学習意欲の低下
- 社会人基礎力の不足
- 多様な能力の尊重
といった
日本の教育制度に関する
様々な問題や課題が
きっかけだったと
言われています
具体的な実施期間は
2002年度から
2011年度までの
10年間とされています
前回お話した
国際学力テストPISAの
第一回目調査は
2000年に実施され
日本は好成績を
収めました
そして2002年に
ゆとり教育が開始
第二回2003年のPISA調査で
日本は一気に
どの科目でも
順位を落とし・・
第三回目で
さらに順位を
落としたことで
世の中が
ざわつき始めます
え、ゆとり教育って
大丈夫なの?
という感じで
(引用:社会実情データ図録)
2006年以降は
ゆとり教育に関係なく
各学校で補習授業を
取り入れたりしたことも
あったようです
それもあってか
2009年の調査では
やや順位を上げます
褒めるべきは
好成績を収めた
第一回目と
ほぼ同じくらい
読解力の点数が
上がったことです
その背景には
PISAなどの国際学力調査の
結果を受けて
読解力に重点を置いた
教育改革が進められたり
学習指導要領の改訂され
総合的な能力の育成や
探究学習を重視した
アプローチに変化
したと言われています
ここで皆さん思うのが
でもこの間
教育を受けていた子どもたちは
「犠牲」になったんじゃ・・
ということ
でもね
そんなことはないんです
というのも
PISA調査は
ただ単に各国に
テストを受けさせて
成績をつけるだけでなく
何百もの関連調査を
同時に行い
学力調査の結果との
関連性を徹底的に
調べ上げるのです
例えば各国の
- 幼児教育事情
- 教育費
- 親の経済力
- 塾の有無と関連性
- こどもの勉強意欲
- 教員の給料
- 教員の勤務時間