大興奮で釣りのことをジュンに話ながら
いつもの通り朝食を隣の夫婦がドン引きするくらい山盛り食べ
さて、今回のメイン。
長野はなんたって山の絶景でしょ。
それを観に駒ヶ岳へ。
でもこれはある種のギャンブルだ。
二人で往復9000円をかけて上ってもキレイな景色を観れるとは限らない。
天気予報を見ると、今は曇っているものの10時からは晴れ予報だから大丈夫でしょ。
朝、アマゴが釣れたもんだから浮かれてやがる。
まずはバスターミナルの駐車場に車を停めて完全装備。
ジュン
「パーカー着てけばいいかね?」
「はあ~?ここは暖かくても上は一面雪だよ!ナメた観光客みたいに薄着で行ったら大変なことになるぞ!」
冬用のコート着込んでチケット買ってバス乗り場に行くと
うぅぅ!?
巨大なリュックの横にヘルメットぶら下げてるグループやバックカントリー用のスキーを持ったカップルが並んでる。
ガ、ガチや・・・。
ハイ、そうです
完っ全っに「ナメた観光客」は俺らのことです。
さらに、係のおっちゃんが1グループごとに
「入山届けは出してますか?」
「ハイ」
「稜線には出ますか?アイゼンやピッケルの準備は?」
など装備や行程の確認をしてる。
俺らの順番になったものの、見向きもせずに
ドスルー!
そらろうや
だって
「ナメた観光客だもん」
次はファミリーで小学校高学年くらいの女の子もいる。
「子供さんも稜線に出るんですか?」
「いえ、下の方を歩いて回るだけです」
「それでもアイゼンはいりますよ」
「ハイ、持ってきてます」
小学生よりもナメたカッコなのか、俺ら!
それでもバスでロープウェイ乗り場までの約30分はスゴい!
むき出しの大自然!
さらにロープウェイで頂上の千畳敷駅に着き
外に出ると…
濃霧&暴風!
ぎょえぇぇ!寒みぃ!風が痛てぇ!なんじゃこりゃ!下凍ってて滑る!
まさに、絵にかいたようなヘタレ観光客。
白い山頂と青い空のコントラストをイメージしてたものの
真っ白ケッケ・・・。
一瞬の霧が晴れたときに見えた見えたけどマジで登ってんのか!?
ガチ勢はアイゼンを付けたり、パトロールとこのコンディションでどうするか話したりしている。
それでも何とか晴れないかと外で山頂方向を見ていると、次のロープウェイが到着したらしく
俺らよりさらにナメたカッコの観光客たちがドヤドヤ降りてきて
ぎょえぇぇ!寒みぃ!風が痛てぇ!なんじゃこりゃ!下凍ってて滑る!
漏れなく同じワードをギャーギャー叫び
「宝剣岳」看板の前で写真を撮り5秒くらいで建物に戻っていく。
同士!
時間がたつにつれ上がって来る観光客のナメ度がパワーアップ
トレーナーやスニーカーやスカート
ついにはTシャツまで現れた。
(マジです)
ここまでくると気持ちいいね(笑)
結局1時間半ネバって見えない山頂を見上げてたけど晴れることはなく
負けた・・・
完全にギャンブルに負けた
無念の下山。
バスターミナルに着くと
Tシャツでも大丈夫なほど晴れてるやないかい!
そらぁみんな薄着であがってくるわ。
それにしても
バスターミナル近くからの駒ヶ岳と南アルプスの景色は言葉になら無いので写真でどうぞ。
ぐわぁ、あまり長いと飽きるだろうから
PART3へ続きます。