もうね、
あきれたよ。
「感動」とか「興奮」とかを通り越すと、
人って呆れるんだね。
だってそんなことってあるか?
投げては2勝1セーブ
打っては4割1ホームラン
決勝の最終回に出てきたと思ったら
最後チームメイトで現役レジェンドトラウトとの対決を
三振で優勝を決める。
さらにMVP
試合前のエンジンでの言葉や
優勝した瞬間見たこともないくらい爆発させる感情
いったい何を観てるんだ?
マンガか?
映画か?
妄想か?
これは現実なのか?
フィクションなのか?
ウラに天才脚本家がストーリー書いてるのか?
ショーヘイ オオタニは実在するのか?
いや、大谷だけじゃなかった。
三冠王が大不振
かと思ったら劇的準決勝サヨナラタイムリーは打つは
決勝でぶったまげるようなホームランは打つは。
召集されたときは「誰?」と日本中が首をかしげた侍初の日系人は
初戦の初球をセンターに弾き返し、全試合切り込み隊長として出場し
その全力プレーと愛嬌のある人柄は日本中をとりこにした。
昔から野球を観てた人たちは思ったはずだ。
大人になったなぁ、
ダルビッシュ
日本にいたときは人を寄せ付けない雰囲気をまとっていたが
チームをまとめ、若い選手にアドバイスをし、
文字通り精神的支柱だった。
指を骨折してるなんて信じられない華麗なプレーを連発したショートストップ。
パリーグのホームラン王は出番がなくても腐らず、代打で貴重な犠牲フライをしっかりと放った。
メジャー一年目にも関わらず出場し史上最高打点をたたき出したマッチョマンは優勝の瞬間ズッコケた。
令和の怪物は162キロをぶつけたお詫びにロッテのお菓子をプレゼント。
本当に全員が一丸となった世界一。
そして、
選手たちをまとめた栗山さん、
采配がとか選手を信じるとかじゃなくって
ホントもってるわ。
だってメキシコ戦の9回
骨折の源田使い続けてエラーしたらどうすんの!
不振の村上に打たせてゲッツーだったらどうすんの!
吉田替えて延長になったらどうすんの!
決勝だって、
調子のよくないダルに投げさせて同点にされたらどうすんの!
トラウトだってあのスイングにボールが当たったら銀河系の彼方までぶっ飛んでくわ!
ところが、
村上が打ち、
周東の翼がはえてるかのようなスライディング。
ダルは踏ん張り、
トラウトのバットは空を切った。
どれかひとつでもずれていたら、
世界一はなかっただろう。
すげーよ、栗山さん。
そして世界中が少しずつ気がつき始めた。
優勝後のインタビューでオルティスから大谷への質問。
「どこの惑星から来たんだ?」
オルティス、
惑星じゃなく、
未来からだよ。
ありがとう!
侍ジャパン!