小学生のころ読んで以来
いつかゼッテーやったる!
と、あこがれ続けていたことがある。
それは
ムツかけ!
有明海に生息するムツゴロウを長い竿と錘と一体化したかぎ針でひっかける伝統漁法。
釣り人のバイブルである釣りキチ三平で
メチャメチャかっこよく描かれてるのだ!
ムツかけ小次郎名人の
「ムツかけにまぐれはなかばい!」
は希望が丘小学校5年3組の流行語大賞を受賞した。
確かに体験するチャンスはあった。
前回佐賀に行った時はカイがまだ小学生で、年齢制限にひっかかりできず。
そしてその頃の思いは叶わぬままアラフィフ突入してしまった。
が、いよいよ和牛放浪記で佐賀牛がターゲットに!
お盆はジュンが仕事だから
9月の連休ついに念願の佐賀県に行くことになった!
行くぜ、有明海!
待ってろよ、ムツゴロウ!
かけたるでぇぇぇ!
と今から気合入れまくって行程を考えていた時
衝撃の事実を知ってしまった。
9月の連休は
潮の関係でムツかけ体験不可!
(干潮じゃないとできまへん)
マジかっ!
死刑宣告にも等しいこの世の終わりを告げる現実。
もう、オレはムツかけを経験することなく死んでいくのか?
するとジュン
「お盆、土日は普通に休みだから行けば?」
「いや、オレは月火休みだけど、ジュン仕事でしょ?」
「ムツゴロウ釣って佐賀牛食べるくらいなら二日あれば十分じゃない?」
でました、距離感マッタクない発言。
体験スケジュール見ると
ある!!
ムツかけ体験予約完了!
ジュン、ホテル確保!
佐賀牛食べるところ決定!
ヨッシャ、行くぞ!
というわけで
出発2日前に急きょ強行佐賀良き決定したのでした。
相変わらず行き当たりバッタリですんまそん。
帰れまテンは
もちろんムツゴロウ!
いつものごとく金曜の夜出発しサクッと5時間で道の駅太良到着。
久しぶりだなぁ、有明海。
カイが小学5年くらいの時に来て以来だ。
夜明け前に佐賀県一発目は
大魚神社!
今年は全然デカい魚釣ってないから神頼み?
いやいやいやいや
神秘的な海中鳥居
干潮バージョン
満潮バージョン
有明海は干満の差が激しい。
時間まであっちこっちフラフラした後
いよいよ念願のムツかけ。
海パンTシャツに足袋姿でスタンバイしてると
ムツかけ名人先生登場。
ムツかけってだいたいどんなもんだか説明を受け
(5メートルくらいの竿先から糸先にオモリと一体化された鈎針がついた道具で鈎針をムツゴロウのちょっと先に投げてひっかけるシンプル漁法)
名人から鈎針の投げ方や遠くに投げるコツを教わり
まずは陸上でぬいぐるみのムツゴロウ相手に練習。
やってるうちにコツをつかんである程度できるようになってきたぞ。
そりゃあ、イメージトレーニングだけなら40年やってるからな。
こりゃあ10匹くらいはいけるべ。
さてどうなったでしょうか?
後編に続く・・・