広島が本気だ。
「休日は平日より早起き!」
が家訓の我が家。
土曜日は朝5時起き。
まだ薄暗い中をブッ飛ばして向かうのは、
大島?
いやいや
上関?
いやいやいやいや、
今日はハイエースじゃない。
通勤用ミニカ。
そして向かう先は
マツダスタジアム!
そう、チケット販売の整理券が配られる日。
着くとすでに長蛇の列。
え、先頭は一週間前から並んでんの?
カープファンの戦いはすでに始まっている。
4時間半並んで整理券を何とかゲット。
次の日夕方4時半に再びチケット買いにズムスタへ。
するといきなり拡声器使って、
「4時半集合でしたが、
7時半になりました!」
一度家に帰り夕飯食ってからまた並ぶと、いろんな人間模様が見えてくる。
「20億をけって4億をとったから『男気』なんて言われとるが、そうと違うんよ。金じゃないんよ。暗黒時代から、FAの時、残留したとき、メジャーに行くとき、ワシらと黒田の『男気』はそのころからの『絆』なんよ・・・」
と、黒田論を延々語るおっちゃん。
キャリーバッグ引きながら、スマホで新幹線の時刻を調べるサラリーマン。
杖を突いた老夫婦が長蛇の列に並び、
暗い中、必死でお金を集める子供たち。
みんな・・・広島中が本気だ。
去年の「カープ女子」がジャニーズのコンサートなら、
今年は長淵剛の富士山麓オールナイトライブだ。
ただでさえ「部活」のようなナガブチライブ、
ただでさえ「全員ガチ」のナガブチライブ、
それをオールナイトなんて、でやる方も行く方も命がけだ。
カープファンも24年ぶりの優勝にむけて命がけだ。
もう数年までまでの
「終わってみりゃあ5位じゃけぇ・・・」
(じゃあ6位はどこなんだ!)
なんていう人はいないだろう。
そして、かつて市民球場はもちろん、
由宇の球場にまで通い、
選手の出待ちはあたりまえ、
イベント・グッズはマストで参加・購入、
毎年宮崎キャンプに車でGO、
そんな「追っかけ魂」に火が付いちゃった人、
約1名。
「あたしゃあ、今年は行くよ」
完全復活を宣言したジュン。
ありとあらゆる手段を駆使してチケットを得たのでした。