さ~て、ここからだ。
我が家の新年はこれで始まる。
1月2日 朝の7時。
「もっとゆっくり出ればいいのに、なんでこんなに早く・・・」
「餅も持っていけばいいのに、餅も」
と、中川家と友近の即興コント的な別れの挨拶で家を出ると、
新湘南から西湘、ターンパイクと有料道路を大人利用して向かうのは
天下の剣 箱根は芦ノ湖
そう、今年も行ってまいります!
「箱根駅伝」
往路のゴール、芦ノ湖で見るのは二回目だから要領はわかってる。
芦ノ湖に出ず、ノー渋滞で山の上のパーキングに止めて、あとはひたすら歩く。
クソ寒い中で何時間も立ってることを想定して、完全防寒。
ヒートテックを3枚重ね、パーカー、フリース、フリース、ダウン。
シルエットは「ドラえもん」
なもんだから、歩くと暑ちぃ。
プリーズ「どこでもドア」
まず向かうのは「サッポロビール」のブースでチャリティーグッズを大人買い。
カイの陸上部仲間への土産はこれでOK。
あとは早めにポジションを確保し、ひたすら待つ・・・。
今回もゴールに入る前の直線。
待ってる間、回りの人達とのコミュニケーションも楽しい。
「どこから来たんですか?」
「広島です」
「えー!!わざわざ駅伝見にですか?」
たいていこんなナイスリアクション。
実家があることは当然言わず、
「そうなんですよ、息子が陸上部で」
そうなると
「今二宮駅前通った」「去年より1分近く遅いよ」「△△大学の○○クンは・・・」
チクイチ情報を教えてくれたり、
「干し芋食べる?おいしいのよ。これねぇ、茨城の親戚が送ってきて・・・」
即興コント第二弾。
カイは近づくまでの間大型スクリーンにクギ付け。
待つこと4時間、トップが坂を下ってきたのがかすかに見えた。
と思ったら、もう目の前をあっという間に通り過ぎて行った。
はやっ!
沿道、大歓声!
設楽クン、すげぇ・・・オーラがある。
その後も続々前を通過していくけど、みんなカッコいい。
カイも、最初は写真を撮ってたけど、どうも小さい画面ごしじゃあ臨場感がないと思ったのか、猛スピードで通り過ぎていく選手たちを目で追っていた。
最後の選手が苦しそうに通り過ぎていくとき、一番大きな声がかけられて往路は終わった。
興奮冷めやらぬまま、芦ノ湖畔で持って行ったパンをほうばっていると、見たことのある人が俺らの後ろを通り過ぎていく。
ん? 誰だっけ?
ん゛~!!!!
ジュン、カメラ! カイ、ちょっと来い!
「すみません、写真とらせてもらえませんか?」
疲れているだろうに、気持ち良く応じてくれたのは、なんと早稲田の渡辺監督!
お疲れのところありがとうございました
やっとウチらしくなってきたよ。
ヌルい感じで新年を迎えたけど、やっぱりエキサイトすることが必要だ。
いいね、今年もこの調子で行こうぜ。
芦ノ湖を後にし、再び駐車場まで山道を登っていく。
当然上る方がしんどい・・・気温高いし。
もう5分で汗だく。
なんたって6枚着てるからな。
駐車場まで30分か・・・
ドラえも~ん、どこでもドアァ!