正月旅帰省編 年明けに必要なのは興奮の5日目 | 「迷ったらGO!」

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思い立ったらやっちゃえ!的に行き当たりばったりで行動してしまう、いくつになっても落ち着けないベイスターズファンの親父と、カープ命の母親ジュン、そしてなぜかドラゴンズ狂の息子カイが繰り広げる三つ巴の熱き戦いをお送りします。

さ~て、ここからだ。


我が家の新年はこれで始まる。


1月2日 朝の7時。


「もっとゆっくり出ればいいのに、なんでこんなに早く・・・」

「餅も持っていけばいいのに、餅も」


と、中川家と友近の即興コント的な別れの挨拶で家を出ると、


新湘南から西湘、ターンパイクと有料道路を大人利用して向かうのは


天下の剣 箱根は芦ノ湖


そう、今年も行ってまいります!


「箱根駅伝」


往路のゴール、芦ノ湖で見るのは二回目だから要領はわかってる。


芦ノ湖に出ず、ノー渋滞で山の上のパーキングに止めて、あとはひたすら歩く。


クソ寒い中で何時間も立ってることを想定して、完全防寒。


ヒートテックを3枚重ね、パーカー、フリース、フリース、ダウン。


シルエットは「ドラえもん」


なもんだから、歩くと暑ちぃ。


プリーズ「どこでもドア」


まず向かうのは「サッポロビール」のブースでチャリティーグッズを大人買い。


カイの陸上部仲間への土産はこれでOK。


あとは早めにポジションを確保し、ひたすら待つ・・・。


今回もゴールに入る前の直線。


待ってる間、回りの人達とのコミュニケーションも楽しい。


「どこから来たんですか?」


「広島です」


「えー!!わざわざ駅伝見にですか?」


たいていこんなナイスリアクション。


実家があることは当然言わず、


「そうなんですよ、息子が陸上部で」


そうなると


「今二宮駅前通った」「去年より1分近く遅いよ」「△△大学の○○クンは・・・」

チクイチ情報を教えてくれたり、


「干し芋食べる?おいしいのよ。これねぇ、茨城の親戚が送ってきて・・・」


即興コント第二弾。


カイは近づくまでの間大型スクリーンにクギ付け。


待つこと4時間、トップが坂を下ってきたのがかすかに見えた。


と思ったら、もう目の前をあっという間に通り過ぎて行った。


はやっ!


沿道、大歓声!


設楽クン、すげぇ・・・オーラがある。


その後も続々前を通過していくけど、みんなカッコいい。


一番良く撮れた写真 拓殖大学 尾上君 ありがとうございます


カイも、最初は写真を撮ってたけど、どうも小さい画面ごしじゃあ臨場感がないと思ったのか、猛スピードで通り過ぎていく選手たちを目で追っていた。


最後の選手が苦しそうに通り過ぎていくとき、一番大きな声がかけられて往路は終わった。


興奮冷めやらぬまま、芦ノ湖畔で持って行ったパンをほうばっていると、見たことのある人が俺らの後ろを通り過ぎていく。


ん? 誰だっけ?


ん゛~!!!!


ジュン、カメラ! カイ、ちょっと来い!


「すみません、写真とらせてもらえませんか?」


疲れているだろうに、気持ち良く応じてくれたのは、なんと早稲田の渡辺監督!




お疲れのところありがとうございました

やっとウチらしくなってきたよ。


ヌルい感じで新年を迎えたけど、やっぱりエキサイトすることが必要だ。


いいね、今年もこの調子で行こうぜ。



芦ノ湖を後にし、再び駐車場まで山道を登っていく。


当然上る方がしんどい・・・気温高いし。


もう5分で汗だく。


なんたって6枚着てるからな。


駐車場まで30分か・・・


ドラえも~ん、どこでもドアァ!