こんなにツライ練習は初めてッス・・・。
金曜日に仕事抜けだして、まだ良くならない腰の治療に整体へ行ってきた。
いつもの和やかな先生との会話が、何気ない一言で一変。
「ソフトボールの練習はやってるんですか?」
「ハイ、明日あるんで行きますよ」
「えっ?練習行くんですか?」
何をトチ狂ったことを言ってんだ!と言いたげな表情。
どうやら先生はチームとしての練習はやってるのか聞いただけで、まさか俺が行くとは思ってもみなかったらしい。
そりゃあそうだ。
「行って何するんですか?」
やべぇ・・・掘ったな(墓穴を)・・・。
「いや・・・何も・・・」
く、苦しい・・・。
「行ったらやるでしょ!」
口から出た言葉はそうだけど、俺の耳からは、
「地道に治療してんのを台無しにしてくれるんか!」
鼓膜破れるくらいのシャウト。
そのケンマクに押され、小声で、
「じゃあ・・・どのくらいならやっていいですか?・・・」
少し考えて、
「歩くことと、軽いキャッチボール」
こんなくだりもあり、練習当日を迎えたのでした。
この日は、年に一度のレクリエーションで、メンバーの嫁さんや子供も混ざって紅白戦。
良くも悪くも家族ぐるみで仲が良く、みんな紅白戦と夜の新年会を楽しみにしている。
9時に集合してまずランニング・・・
は俺できないからテクテクテクテク歩く。
子供たちから「なんで走らないの?」とバカにされながらも、歩く。
そしてみんなはキャッチボール・・・まだダメだ、体が温まってない・・・。
ちなみにこの日の朝は雪が舞っていた。
みんなが「ナイスボール!」言ってる中、
テクテクテクテクテクテク歩く。
続いてボール回し。
「ヘイヘイ!テンポあげて!」
「ハイ、逆回り!」言ってる中、
テクテクテクテクテクテクテク歩く。
が・・・全然あったまらねぇよ!
トスバッティングが終わり、ノックが始まり・・・
うおー!もう限界だ!!
グローブ取り出し、ショートのポジション着こうとするところをみんなに止められ、
「バックセカン!」
「次ゲッツーね」
「イージーイージー」
とか言いながら、楽しそうなツラしてノックを受けてるのを横目で見ながら、
パフッ・・・パフッ・・・パフッ・・・
と、ジュン相手にほんと~に軽いキャッチボールをやってたら、ちょっと腰が張ってきた。
軽いキャッチボールすらできないのか。
さて、紅白戦はと言うと・・・
俺ってば、審判。
いらねぇだろ!審判なんて。
みんながワイワイやってるのを、
「アウトォ!」
「ファァァァァール!」
「退場ぉぉぉ!!」
とウップンはらしながら、動けないツラさを思うこれでもか言うくらい味わったわ。
夜の新年会、引退説が流れる中、
意地でも復活することを流川のネオンに宣言するのでした。