正月旅、決定 | 「迷ったらGO!」

「迷ったらGO!」

思い立ったらやっちゃえ!的に行き当たりばったりで行動してしまう、いくつになっても落ち着けないベイスターズファンの親父と、カープ命の母親ジュン、そしてなぜかドラゴンズ狂の息子カイが繰り広げる三つ巴の熱き戦いをお送りします。

家族会議の結果、年末年始は東北に行くことに決定!


岩手と宮城。 そう、東日本大震災の被災地。


「東北自動車道が無料だから」なんて理由じゃありませんよ。


だいたい、広島から車で行くのに東北道が無料だからって、

かかる金額なんてたいして変わりゃしない。


そう、移動手段は・・・・・・・・・。


広島から岩手まで・・・車・・・。


きっかけは、カイの一言。


震災直後、テレビで流れる津波の映像を見ながら「大変だ大変だ」言っていると、


「でもさ・・・テレビを消すと、俺たちは普通に生活するんだよな・・・」


彼なりに、この大惨事に何もできないもどかしさと、普通に生活していいのかという葛藤を

この言葉で表現したんだろう。


そして何カ月もたった今、いまだに被災地は苦しんでいるにもかかわらず

自分たちの震災への意識は薄れている。


そんな時、カイのこの言葉を思い出した。


そうだ、行こう! 行って目で見よう。そうすれば忘れることはないだろう。


でも行っていいんだろうか? 被災地に行くなんて不謹慎な気もする。


実際にネットで見ると、観光気分で行った人が

被災者の気持ちを逆なでするようなことをしたり、

ボランティアや復興活動の妨げになったりしているようだ。


観光で行くつもりはない。ただ忘れたくないだけ。


宿を予約する時に、恐る恐る聞いてみた。

露骨に嫌がられるか、イヤイヤ予約を受けるか・・・。


すると意外な言葉が返ってきた。


「ぜひ来てください。来て、実際に目で見てください。

そして現状をまわりの人に伝えてください。お待ちしています!」


よし、行こう! ただし写真は撮らない。 観光じゃない。


そんな決意を胸に、あらためて東北までの地図を見た。


そして気付いた。


・・・・・・・・・と、遠ぃ~・・・・・・・・・・。