日曜日に千田町のフリーマーケットに出店してきました。
朝、7時半・・・メチャ寒っ。車の屋根が白くなってる・・・。
そのせいで、いつもより出店者もお客さんも少ないな。
そんな中、午前中に来たおばちゃん二人。
先週仕上げたばかりの赤のチェックとダメージ加工したデニムの
キャスケットをマジマジと見ている。
おっ、これは・・・なんて、ちょっと期待しながら声をかけた。
すると・・・
「これ、虫が食ってるよ。ほら、ココ・・・」
・・・・ち、ちっげーよ!!!!!
何度もヤスリかけたり、チマチマ糸を一本ずつ抜いたり、
苦労して仕上げたダメージ加工だよ!!!
と言ってもわかりゃしないだろうな・・・。
「いや、これ・・・ダメージ・・・こんなデザインなんです・・・」
「そうなの? 虫食ってるみたいでしょ。ほら、ココ、虫が・・・」
わかったから連呼すんな! テンションダウン・・・。
かと思ったら、いつも声をかけてくれるおっちゃんがやっている
屋台の焼きそばを食った午後。
品のある60歳前くらいの夫婦が帽子を見てくれていたので声をかけると、
手作りなの? とか、いつからやってるの? なんて話が弾んだと思ったら、
「私、紳士服のテーラーをやってるんです」ときた。
・・・やべぇ・・・プロだ・・・。
テーラーっていったら、プロ中のプロ、「職人」じゃん。
一気に緊張。
一個一個手にとって念入りに見ている。
こんな機会めったにないからアドバイスほしい・・・
でも、ダメ出し連発だとヘコみそう・・・。
しかも、よりによって初期のころに作ったやつをやけにじっくり。
もう、心の中でシャウト。
それは見ないでぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
でも、「物を作る若い人が少なくなってねぇ・・・」
なんて話をしながらも、名刺をいただき、
「今度遊びに来てください」
と言って、職人からみたらド素人丸出しの帽子を3個も買ってくれた。
これは・・・どう解釈していいんだ?
もちろん本気で気に入ったとは思っていない。
がんばってるから買ってあげようかっていう、同情?
でも、本当にダメだったら買わないか? どういうことだ?
と、とにかく、メチャメチャショック&緊張したけど、
無性にやる気の出た一日でした。
まさに、路上ライブ・・・。