トラ夢 | スペイン鉄道暮らし

スペイン鉄道暮らし

 メルクリンZゲージを中心に N&HOゲージの車輌コレクション 
 これまで訪れた国の鉄道に関するスナップ写真や記事を掲載しています

ひさしぶりに見た鉄夢。

トラムが出てきましたので、記憶を辿りながら書きとめておきます。


都電荒川線の大塚駅付近。一区間の停留所のみでカードを使うのは勿体ない気がするが、検札があると罰金なのでルールは守る。対面ホームにはレトロな旧型車両やカラフルなラッピング車が行き交い、見ているだけで楽しい。

そのまま電車に乗って郊外へ向かう。後部座席の周辺は子沢山のフィリピン人の家族が占領している。中に目つきが怪しい子供も混じっているので、バッグとポケットに用心する。


いつのまにか外国に変わり、窓の外は雄大な風景。どうやらポルトガルのポルトの河沿いを走っているようだ。遠くに丘全体を覆って家並みが密集した町が眺められる。

上部の窓から写真を撮ろうとするが、車体がゴトゴト揺れて、うまく撮れない。
そのうちに路面電車は堤防を越えて河川敷に入り、砂地の合間にレールが見え隠れする。

もしも川が増水したら、たちまちのうちに沈んで、不通となってしまうだろう。ひとたび濁流が襲えば線路ごと流されてしまう。ずいぶん危険な場所に鉄道を敷いたものだと呆れる。


やがて、川の両側に山が迫ってきて、終点に近づく。侵食された土林のような崖の傍に電車が停車した。乗客は皆降りて、つづら折れの細い山道を登っていく。まるでトルコのカッパドキアのような風景。岩山をバックに記念写真を撮ろうとするが、デジカメの調子が悪くてシャッターが押せない。モタついているうちに、一緒にポーズしていた人たちは去ってしまう。


駅舎に入ると、中は駅員の住まいとなっていて、リビングに招かれて茶菓子の接待を受ける。モダンな内装の快適な空間で、ベランダから庭先に出ると、地面には延長レールが敷かれている。昔は川の上流の町まで通じていたが、赤字合理化で廃止されてしまった。その部分を復旧して、営業運転を再開しようという計画らしい。

また一両、駅に電車が到着した様子、村人の家族と子供たちが降りてくる。


以上、夢なので、画像はありませんが、一連の風景は瞼に残っています。

将来、頭脳工学の技術が発達して、夢に見た風景の映像化や記録ができると面白いです。いったい夢は脳内デ見ているのか、眼球で見ているのかという問題はありますが、大脳の中の神経バルスの動きを分析して、ミクロン単位で細分化、それをデジタル信号によって再構成すれば、あるいは可能となるかもしれない、などと想像してみたり・・。