ASAF 新設レイアウトプラン | スペイン鉄道暮らし

スペイン鉄道暮らし

 メルクリンZゲージを中心に N&HOゲージの車輌コレクション 
 これまで訪れた国の鉄道に関するスナップ写真や記事を掲載しています

鉄道友の会の若手メンバーによるレイアウト図面

製作期間1年間、予算5000ユーロ 

レール延長260m 直流式 DCCデジタル対応 

スペインの風景、セビーリャの旧サン・ベルナルド駅,、サン・ヘロニモ機関庫の再現、他にマルチェナ駅、グアダルカナル駅を配置。

7~10名による同時運転可能

既存レイアウトの90%のマテリアルを利用してコスト削減。

2015年9月~12月分解、2016年1月~3月モジュール製作、3月~8月ストラクチャー設置完成予定。


投票の結果としては否決された。ちなみに僕は反対に票を入れた。

理由は、既存のジオラマは素晴らしく、アンダルシア随一、スペイン有数のものである。これを壊すのは小規模ながらも地元の鉄道文化の一端を破壊することに等しく、心情的に忍びない。1991~95年まで、5年間の歳月をかけた傑作で、レール総延長は450 mと遥かに長い。この模型に思い入れがある人々は多い筈である。会員の大部分を占めている年長者年皆アナログ派で、デジタル方式に馴染みがない。彼らの手持ちの車輌は運転できなくなってしまう。仮設モジュールによるユニット型ジオラマは鉄道フェアの展示には適しているが、常設展示には向かない。


しかしながら、頭ごなしに否定してしまっては、鉄道友の会の未来を担う数少ない若者たちの熱意と意欲を削いでしまうことになるので、その意気込みはなんとか生かしたい。より建設的な案としては、既存のジオラマは保存して、新ジオラマは別の場所に設置することである。

但し、広いスペースを確保するには、多額の予算が必要となり、友の会の資金力では現実的に困難、これが問題である。