カタロニア鉄道博物館8 SL 20世紀戦後 | スペイン鉄道暮らし

スペイン鉄道暮らし

 メルクリンZゲージを中心に N&HOゲージの車輌コレクション 
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20世紀戦後 スペイン蒸気機関車

240F-2591


240F-2705

1947 1951年 バルセロナ・バレンシア製 最高速度90100km/h 3100CV

1942年以来、計242両製造、戦後期も数最も多く生産されたマストドンテ型。

スペインの鉄道の中で最も古典的な機関車。貨物機として各地で走行する姿が見られ、1972年に引退するまで活躍した。この頃はスペインが経済的な困難を極めた時代で、社会と産業の変革に迫られて、設計における簡素さとメンテ効果が求められた。旅客列車用、2-4-0配列、性能と牽引力のバランスがとれていた。1953年まで2400番代の生産は続けられた。

141F-2101, 141F-2348

195357年 バルセロナ Regne Unit社製 最高速度90115km/h 2000CV

ミカドという名称は日本の天皇を連想させるが、この機種の名声も顕著である。


スペインにおいても蒸気機関車の最後の時代まで運用された。

ミカド型は構造が簡素で運転の容易さが特徴。多くの長所が融合して、すべてのニーズに適応した輝かしい経歴を持つ機関車。

242両製造、初期の25両はイギリス製、その後はスペインで生産された。

1975年、2348番機の窯の火はファン・カルロス皇太子の手によって象徴的に消された。こうしてスペインの蒸気機関車時代は終焉を迎えたのである。