葬儀客車 | スペイン鉄道暮らし

スペイン鉄道暮らし

 メルクリンZゲージを中心に N&HOゲージの車輌コレクション 
 これまで訪れた国の鉄道に関するスナップ写真や記事を掲載しています

鉄模ラストロで話題になったスペインの葬儀列車
ラファエル氏のアトリエで掲載雑誌を見せてもらい、「オレは読んだのでもういらない。何かの役に立つなら、持って行っていいよ」とのことで、有り難く頂戴しました。



19世紀末、衛生上の観点から各都市の郊外に共同墓地の建設が進みました。

1908年開業 ビルバオ・レサマ鉄道 クラウス機

ビルバオ~レサマ間の15kmを30分、さらに

一等車

二等車

棺を載せる車輌ではなく葬儀の参列者を運ぶため.
1960年代の自動車の普及で廃止。.

(出典 Via Libre 20083月号)



自動車が普及する以前の輸送手段の主流は馬車


貴族やブルジョワ階級の葬儀の際には馬車が使われていました。

スペイン王族用葬儀馬車
19491112日 ドン・カルロス親王の葬儀 
聖体教会にて葬儀後、サルバドール教会に埋葬

(出典 ABC Sevilla Imagenes de un siglo)


ビスタ・アレグレ墓地まで25分の路線で用されていた葬送列車。