C55 流線型 | スペイン鉄道暮らし

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 メルクリンZゲージを中心に N&HOゲージの車輌コレクション 
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C55-20 流線型 マイクロエース製
 ルイスのZな部屋&海外鉄道紀行
ヤフオクで購入依頼したものを日本から託送 
この機関車を以って、僕の日本N蒸気コレクションは37台目 

日本のSLのうちNゲージ模型化されている全型式を揃えるという

当初の目標に達しました。
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193537年 3次に渡って62両生産された機種、63番目からはC57 として製造 
1936年に製造された2次型の21両は流線型デザイン 

全機標準型に改造後、蒸気の衰退と共に廃車解体されて現存しません。  
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ユニークな形状のケーシングとスカート  
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正面フェイス 罐の煙室扉はノッペリ扁平
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テンダー後方部

   

1930年代は鉄道先進国が凌ぎを削って流線型蒸気機関車の開発に邁進した時代でした。第二次大戦前夜における各国の技術競争もあったのでしょう。

結局は実用上の効果はなく、メンテの手間がかかり、費用の無駄が多いという理由から、やがて流線カバー装備は解除されていきますが、当時の研究は、戦後の超高速列車への道を開くことになり、その設計開発において役に立つこととなります。流線型をキーワードとしただけでも、一体系のテーマとなりそうです。


以前は、個人的に殆ど関心を引かなかった機種で、この癖のあるゲテモノチックな格好が嫌い、という向きもおられるかもしれません。実は僕もその一人でした。しかしながら、満鉄アジア号への興味から始まり、何両か買っていうちに、それらの比較という観点で少しづつ興味が沸いてきました。

今では、ドイツ、イギリスのNおよびZゲージ流線型蒸気もコレクションに加えており、まだアメリカ型は未入手ですが、いずれ機会があったらと思っています。