ラストロとはスペイン語で「のみの市」のこと。
月一回、第2日曜日の10~14時、サンタ・フスタ駅の東側スペースで
灯台元暗し、これまで知らなかったのが不思議なくらいです。
即売コーナーに集まっている地元の模型愛好家たちは、ざっと見て40~70代、
スペインの鉄模ファンには若い世代が少ないことが伺えます。
長く伸びたテーブルの上には車輌、線路、部品、ストラクチャー、カタログ雑誌・・
様々な種類の新品ならびに中古アイテムが陳列されています。
部品コーナーの所で思い出したのは、ネットで中古買いしたHOグラスカステンにカプラーが欠けていて、
車輌の牽引ができない状態だったこと。ここで見つかればラッキー♪とばかりに販売員に聞くと、
「機種によって型が違う。この箱からすぐには探せないが、ウチにあるので、暇な時に現物を持参してくれ」という返事。
川向こうのロス・レメディオス地区のマンション内に販売拠点として大きなスペースを持っていて、
Zゲージも揃えているし、売りたいレイアウトもあるという話。名刺をもらって近々訪問することに。
鉄道友の会のテーブルに置かれていたタルゴ車輌の専門書も興味深かったのですが、
英語版なので、スペイン語版の取り寄せを依頼して、後日購入することを約しました。
著者である会長さんもその場におられて、メンバーから紹介されました。
業者のおじさんとは、「この前、ウチに日本からAVEセットのオーダーがきて、よっぽど好評だったと見えて、
続けて9セットも追加注文がきたよ。日本は景気が良くて、鉄道好きも多いんだね」 といった会話も交しました。
右上のケース5両は、イベロトレン製「レモン・エクスプレス」
黄色い車体ゆえのニックネームデ、希少なのでネット上で高く落札されます。
一度お手頃価格で出品されていたのですが、その時は価値を知らずスル-、残念なことをしました。
聞くと一台50ユーロ、4両合計200ユーロ。やっぱり高い・・
HOe 小型タンク&古客車 105ユーロ
素朴な味わいのナローモデル、いかにも手工品らしい荒めの塗装も愛嬌のウチ
スペイン初の客車モデル、赤・オレンジ・黄色のHO客車3両 110ユーロ
マニア垂涎の的となっている牽引機「マタロ号」のことを尋ねると、
「レア物なので難しいが、組立キットを売りたいという人物がいたら連絡しよう」ということでメアド交換。
今回の収穫品
Trix 1999, 2003年版カタログ
スペインワイン貨車3両、レトロフィギュア1組、おまけ絵葉書3枚




