ヴィルヘルム皇帝お召し客車 | スペイン鉄道暮らし

スペイン鉄道暮らし

 メルクリンZゲージを中心に N&HOゲージの車輌コレクション 
 これまで訪れた国の鉄道に関するスナップ写真や記事を掲載しています

今日はドイツ皇帝、ヴィルヘルム2世の即位日にあたります。
1888615日即位

1918年、第一次大戦でドイツが敗北して退位

欧米列強による帝国主義が植民地政策を拡大しつつあった状況の中

国家統一が遅れたドイツは、強引なやり方で海外領土の獲得競争に参入しました。
ヴィルヘルム2世を英雄と崇めるつもりはないのですが
質実剛健のプロシア精神を体現し、世界に冠たるドイツへの道を拓いた強靭な君主のイメージ

この時代のドイツは新進気鋭の日本にとって模範国でした。

それゆえに明治時代の大日本帝国の躍進が実現したのだと思います。

また、領邦国家や幕藩体制から近代国家への統一が遅れたという点において

ドイツと日本とイタリアには共通項があり、とりもなおさず

それがファシズムの道を拓き歩む原因の一つとなったのでしょう。


お召し列車を鉄道模型にしている国は、僕の知る限りでは、ドイツと日本
ドイツではルードウィヒ2世とヴィルヘルム2世の専用車が、その最たるものです。
ルイスのZな部屋&海外鉄道紀行
ルイスのZな部屋&海外鉄道紀行

1901年謹製車輌

物の客車はベルリンのドイツ技術博物館で拝見しました

(2012年3月23日付のブログをご参照ください)

ルイスのZな部屋&海外鉄道紀行
メルクリンHOヴィンテージ物の一つに数えられる逸品

ルイスのZな部屋&海外鉄道紀行
カイザーの紋章 (実寸は上下&左右 わずか5mm)


HOレイアウトを作るつもりはないのですが、コレクションに加えたい車輌は探し集めています。

Nゲージでは、Arnold製の絶版品がありますが、eBayに出品されることは稀で

動力無し客車1両の価格としては高すぎて、二の足を踏んでいます。