1886年6月13日、バイエルン王ルードヴィヒ2世が亡くなりました。
湖において医師と共に、40歳で謎の溺死を遂げましたが
現在では自殺説ではなく、暗殺説が有力のようです。
祖父のルードヴィヒ1世は、1835年にドイツで初めて鉄道を建設してアドラー号を走らせました。
幼い頃に祖父王の薫陶を受けて育った彼は、鉄道にも深い関心を向けたといわれています。
ノイシュヴァンシュタイン城の建造やワグナーの音楽への傾倒は世に有名ですが
鉄道分野にも莫大な資財を投じたことは、あまり知られておりません。
亡き王を偲んで、バイエルンの芸術王が命じて製作した、お召し列車の模型を紹介しましょう。
メルクリンHOゲージ版 トリスタン号と客車5輌
昨年から少しずつ収集してきた車輌が全て揃いました。
真鍮製なのでずっしりと重量感があり、細部の表現も見事。
サロンカー
王家の紋章
展望車
フランスのヴェルサイユ宮殿を訪問した際に、ルイ14世時代のインテリアに感銘を受けて
国王専用のサロンカーはルイ王朝様式の家具調度品で飾られたそうです。
現在、一部の車輌はニュルンブルク鉄道博物館に保存されていると聞きましたので
いつか訪れてみたいです。


