レイアウト講座 | スペイン鉄道暮らし

スペイン鉄道暮らし

 メルクリンZゲージを中心に N&HOゲージの車輌コレクション 
 これまで訪れた国の鉄道に関するスナップ写真や記事を掲載しています

模型専門店Treyma主催のレイアウト講座 午前10時~15時までの5時間。

予定されていたスポーツセンターのホールに行ったのですが、係員は首を傾げて怪訝な表情。携帯電話で確かめると、人数が少ないので模型屋の工房に場所を変えたとのこと。仕事が終わってから駆けつけたので、僕が聴講できたのは最後の1時間20分のみ。 ルームに入ったのは、ちょうど山の製作法のデモンストレーションの途中でした。


プログラム

1 プランニング

 ゲージの決定

 レイアウトの構想(楕円、単線、複線、交差、引込線)

 モジュール作り

2 製作

 平面図の作成

 インフラ (道路、高さ設定、アクセサリー)

 材料と工具の調達

 レールの敷設(コルクベース、ケーブル配線、バラスト撒き)

 風景の制作 (山、河、湖、田園)


僕にとっては、バラスト撒きと接着の仕方や山の起伏の出し方など、有意義で勉強になりましたが、内容自体は、初心者向けという気もしないではありません。出席者の面々は、雰囲気からしてレイアウト作りに熟知したベテランさんの様子なので、すでに周知のことであろうと思われます。
ルイスのZな部屋&海外鉄道紀行
講師は鉄道友の会の幹部、リカルド・ソリス氏
先日行ったローラ・デル・リオの展示レイアウト製作者の一人

11月12日に会場で撮ったスナップ写真の中に写っていました
ルイスのZな部屋&海外鉄道紀行
受講者は計10名、若い女性も2人いて
皆さん熱心な面持ちで説明を聞いています


最後の30分は質疑応答タイム。

主に電気系統のことについての質問が多く、分割運転のためのリレーや、照明の明暗のトーンを変えるためのコミューターの取付方法とか、電気関係の難しい用語が飛び交って、.僕にはちとレベル高すぎ。また素材や部品が手に入る店はどこにあるかといったような具体的な情報交換です。


僕は技術的なことはわからないので、一般的な質問をしてみました。「今、日本はちょっとした鉄道ブームで、列車を撮影したり、鉄道模型カフェがあったり、マスコミでも話題になっていますが、スペインではどうでしょうか?」と聞くと、「このとおり数少ないメンバーで細々とやっている、まだまだマイナーな世界だね・・」といささか苦笑気味。 


受講者に女性が2人いることにも、ちょっと驚いたので、「スペインの女性も鉄道模型に関心を抱くようになってきたのですか。それは進んでますね」と振ると、隣に座っていたスタイリスト風の美女から「私は鉄道に興味があるわけじゃなくて、風景モジュールの製作をしているの。その参考にするために来たのよ」という答えが返ってきました。もう一人、奥でおとなしく座っていた若い小柄な女性は、単に傍にいるカレシのお付き添い(微笑) でも、カノジョが鉄模に理解があるということは素晴らしいと思います。


出席されている方々の中で、HO派とN派はどのぐらいの割合だろうと気になって聞いてみると、僕を除いた7名の男性陣で、HO派は5人、N派は2人。地元ではNよりもHO愛好家の方が多数を占めるという話。日本ではN派の方が多いと聞いていますので、比率は逆ですね。 HOのことを エッチ・オー と呼ばずに 「アチェ・セロ」 発音するのもスペイン風。


1時間余りは、あっという間に経ってしまいました。 最後に、家から携えてきた1号機関車をバックから取り出して、若干の説明を加えて披露してみました。 皆、初めて目にする日本で初めて走った蒸気と客車の姿を珍しそうに眺めていました。