馴染みの模型屋 Treyma から、明日予定されている鉄模講習会の件で電話がかかってきました。
午後の部は受講者が集まらず、午前の講座のみとなるとのことですが、あいにく仕事が入っています。「出席できなければ返金しますが、どうします?」 という問い合わせ。
暮れなずむ夕暮時に模型屋へ行って、その話をしました。「仕事が終わってから駆けつけるので、もし間に合えば、講座の最後の1時間でも出席したい。その分は差し引いて返金してもらえれば・・」と云うと、「こちらも午後の講座が流れてしまって申し訳ないから、全額返すよ。僅かな時間なら無料でいいよ」と言ってくれました。
ついでに持参したトリスタン号の試運転をしてもらいました。デジタル式機関車なので、メルクリンHOのレールがない自宅では試し運転ができません。とりあえず作動するか否かのテストです。毎度ながら、セバスチャン技工士のお世話になります。彼はいつも金曜日にいます。
トリスタン号とBR110のツーショット
初めはアナログ走行でギクシャクしながら進みます。これは双方のクランクロッドの間に微妙なズレが生じているのが原因。「またネットで不良品を掴まされたのか」とばかりにニヤリ。僕はその度に修理に持ち込む常連なのです(苦笑)
炭水車の上蓋を開くと、内部にデジタル基盤が組み込まれています。「コード番号があるはずなのだが」と聞かれても、皆目わかりません。これは出品者にメールで問い合わせねばらないかな、と思っていると、1から順に、根気よく数字を入力して、77番であることが判明。
今度はデジタル運転 パソコンのモニターを通じてマウス操作
先程とは打って変わってスムーズに走ります。こうして観ていると、やはりメルクリンHOの3極エンドレストラックが欲しいニャ~
と思ってしまいます。当初はZゲージだけだった筈なのに、収拾がつきません。
欠損している4個の装飾灯のことも尋ねて、似たようなスペアがあるかどうかを聞くと、すぐにネットで検索してくれました。この機関車は1980年代末の限定品なので、既に交換部品は製造中止となっています。中古部品が見つかればラッキーですが、それも難しいでしょう。細部はともかくとして、動くことが確かめられただけで、今日は充分な収穫でした。
「来年の春にデジタル講座を予定しているので、どうかね?」というお誘い。そこまでは考えてはいなかったのですが、参加してみようかなという気になりました。
店内はクリスマスに備えて内装の準備がなされていました。ショーケースの中の車輌も若干品揃えが変わっています。
HOゲージ用ケース
おしなべてELと貨車が多いですが、僕としてはSLやオリエント急行、タルゴに目を惹かれます。なんと日本の新幹線も飾られていました。

