1992年に開催されたセビーリャ万博会場に直接乗り入れるための駅。マドリッドから新幹線AVEが発着していましたが、会期後は廃駅、現在に至っています。今はどんな状態になっているかを見るために現場探索。
むき出しの鉄骨アーチ 万博の時は白いシートで覆われていました。
長く伸びるホームの一部は崩れており、補修用の資材が見られます。
駅の再建が進行中。周辺には街並みも商店もありません。会場跡地の各国パビリオンの建物は転用されて企業誘致が行われていますが、街から短距離で直接アクセスができるので、この不便な駅はあまり使われないと思われます。工事に40億円を投じるのは無駄な気がします。
毎週日曜日には線路の向こう側ではラストロ(蚤の市)が開かれます。ガラクタや盗品を売りさばくもので、骨董品などの価値あるものはありません。駅
前広場はヒターノ(ジプジー)たちの掘っ立て小屋やテントに占領されていました。彼らは電気も上下水道もない状態で住んでいます。
