コリア・デル・リオ(Coria del Rio)は日本と縁が深い町です。セビーリャからグアダルキビールの川を下って約10km。1614年10月、慶長遣欧使節、支倉常長一行が到着して滞在した町として知られています。
1992年 セビーリャ万博の際に宮城県の寄贈によって支倉像が建立されました。彼ら一行の数名が日本に帰らずにこの地に永住して子孫を残しました。この町にはハポン(日本)という姓を名乗る住民が700人以上住んでいます。
この町にもかつては郊外電車が走っていました。支倉関連の資料写真の撮影のついでに路面電車の名残りも追ってきました。
町の通りのどこかのバルの中に古い路面電車の写真があったはず。ちょうどバス停前のバルで、その名もズバリ「エル・トランビア」。炎天下の中で飛び込んだ店の冷たい生ビールが美味しかったこと。
お品書きの表紙は路面電車の写真
特注タイル画、電車に対する愛着を感じます。
現役で走っていた頃の通りの様子
駅の跡は社会保険診療所
壁に貼られているタイルの記念プレート板
「この場所には路面電車の古い駅があった
1932年3月21日開通、1965年1月18日廃止」



