マチュピチュへの旅 | スペイン鉄道暮らし

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 メルクリンZゲージを中心に N&HOゲージの車輌コレクション 
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今回はオリャンタイタンボからマチュピチュへの列車の旅です。

距離にして約50km、その車窓風景の一部を紹介してみましょう。ちょっとした旅行気分が味わえます。


マチュピチュに向って左側が渓谷沿いになるので人気がありますが、切符の発券時に希望の席を指定することはできません。どちらの席になるかは出札係員の思惑と運次第というところ。


ちなみにクスコは海抜3400m、かなり高地に位置しています。オリャンタイタンボの標高は2800m。終点のマチュピチュの標高は2000m。この列車は渓谷に沿って高度差800mを下っていくわけです。


昨年1月末の洪水と土砂崩れの被害は甚大でした。ニュース映像で路盤ごと流れ落ちて、レールが宙ぶらりんになっている光景を観た時には、これはしばらく復旧は無理だろうな・・と思いました。しかし、その後の突貫工事によって、なんと4月初めには運転を再開していたそうです。マチュピチュに行けなければ、ペルーの観光産業は大打撃。さすがペルーの観光のドル箱だけあります。
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6時2分発 列車番号81 牽引機400号&2両編成 もうすぐ発車ルイスのZな部屋&海外鉄道紀行
車内の雰囲気 全席指定の車内は満席

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朝早かったのでホテルでの朝食もままならず・・

まもなく乗務員から軽食が配られました
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とうもろこし畑の田園風景が続きます
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最初はゆったりとした流れですが、やがて急流と化していきます
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雨季のウルバンバ川の轟々たる濁流

堅固な石積みの護岸工事がなされています
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ピスカクチョ村が近づいてきました 

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古いインカ道の入口となっている駅
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この吊り橋を渡るとインカ道のトレッキングコース

3泊4日の徒歩行程でマチュピチュに至ります
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S字に蛇行しながら流れていくウルバンバ川
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対岸の集落と石垣で補強された段々畑
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去年の洪水と落盤で川に落ちたレールの残骸
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まるで山水画の中を走っているような心地

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対岸はコリワイラチナの集落 小さな吊り橋で繋がっています

インカ道に分け入るトレッキングポイント
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水力発電所と水量調節のための水門
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新緑の渓谷美
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村人やトレッカーたちが通る林道と合流
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川の向こうにマチュピチュ村が見えてきました
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7時52分 マチュピチュ駅に到着 約2時間の旅でした