メンテナンス3 | スペイン鉄道暮らし

スペイン鉄道暮らし

 メルクリンZゲージを中心に N&HOゲージの車輌コレクション 
 これまで訪れた国の鉄道に関するスナップ写真や記事を掲載しています

8822の巻


今回はイギリスの業者からネット購入したセコハンのEL。

前後が出っ張っていて、その部分がカーブでグニャリと曲がるユニークな機関車です。

独特の風貌から「ジャーマン・クロコダイル」という愛称を持っていますが、

僕は個人的に「ドイツ・ワニワニ」と呼んでいます。

突出しているボンネットがもっと細長くて、まさにワニ顔をしている「スイス・クロコダイル」もあります。


サイト上の商品紹介の写真は、青味がかっていましたので、ブルー塗装の機種かと思って落札したら、

実際に届いたのはグリーンでした。

読み直して見ると、文面にはどこにも「青い」とは書いていないし、品番を照合すると、やはり緑の方なので、この件でクレームはつけられません。Good Conditionと書かれていましたが、パンタグラフが若干ひしゃげていました。

そうした細部も気になるところです。それでも買い値は安かったし、モーターの状態と走りは快調なので、自分で部品を交換すれば、それで済むと考えました。


メルクリンのカタログの中に、パンタのレファレンス番号があるので、まだ製造販売しているはずです。

地元の模型屋に問い合わせましたが、当然在庫はありませんでした。

もう一方の頼り甲斐あるフランスの模型屋にメールを打つと、すぐに手元にあるとの答え。

幾つかの商品を発注していた矢先だったので、おまけとして無料で差し上げようと言ってくれました。

願ったり、叶ったりで、とてもありがたいことです。


他の車輌たちと共に届いた新品のパンタグラフ。早速、交換することにしました。

時計ドライバーを使ってボディを開くと、パンタは内側からネジで固定されているだけで、交換は簡単。


ルイスのZな部屋&海外鉄道紀行


メルクリンZの電気機関車は、小さいながらも架線集電が可能で、そのための極もついており、その精密さには感心してしまいます。しかしながら、自分の趣味としては、現代的な型の車輌にはあまり興味が沸かず、レイアウトに架線を設置する計画もありません。

主に蒸気機関車を中心に収集していますが、このクロコは例外で、その形状の面白さからコレクションに加えました。


さて、補修が終わって、試運転。

新しくなったパンタを凛々しく挙げて、ドイツ・ワニワニは軽やかに快走していきます。