1992年、スペイン新幹線の第1号路線として開通したのは、マドリッド~セビーリャ間であった。同年に開催されたセビーリャ万国博覧会の開会日に合わせて一番列車が走った。
正式名称は Atla Verocidad Española (スペイン高速)。 猛禽(Ave)のように速いという意味も掛けている。
計画段階から政権を担っていた当時の首相をはじめ、主な閣僚の出身地がセビーリャであったことが功を奏している。建設にあたっては、フランス、ドイツ、日本の3か国が入札競争をしたが、最終的にフランスが受注。将来的に相互乗り入れを図ることも考慮されて、最初に導入された車両はフランスTGVと同型。ドイツのシ-メンス社も牽引機関車や信号システムに参画している。
右 S102系 後年に開通したコルドバ~マラガ線で使用
日本でもポピュラーなダックフェイス
左 S104系 Avant 中距離区間用
S103系 Velaro シーメンス マドリッド~バルセロナ間 サンツ駅
S102系 タルゴ350 ボンバルディア カモノハシたち マラガ駅
S130系 タルゴ・ボンバルディア 軌間可変電車 カディス駅



