天然色素を使って、アイシングを着色してみました。
緑(クチナシ)、青(クチナシ)、赤(紅こうじ)、黄(クチナシ)
注意点としては、リキットなので水分が加わるため、固さ調節の前に色づけをする必要があるということです。
10gの塗りつぶし用アイシングに、2滴づつ加えて全体を混ぜたところです。
夜間撮影のため、色味が分かりづらかったら申し訳ございません。
上段左から:緑、 青
下段左から:赤、 黄色
天然色素は、時間の経過で変色します。
特に、赤は茶色→サーモンピング→淡いベビーピンクへと移行します。
青は、ブルーというよりも青みがかった濃いグレーで、発色が強いです。もっともっと少なめに使うと、淡い水色が出せます。
どのカラーも優しくて複雑な色合いで、Wiltonだといくつも混ぜないと出せない色で、私は好きです。
一晩経った状態。
上段左から: 緑、 青、 赤、 黄色
中段左から: 緑+青、 青+赤、 赤+黄色
下段 : 緑+黄色
一部マーブルになっているのは、私がよく混ぜていないからです。
あんまりちゃんと塗らなかったので、仕上がり悪くてごめんなさい。![]()
どのカラーも元の色味が感じられるというか、和菓子みたいな風合いです。
馴染み模様なども、ちゃんと出せます。(青+赤のクッキーで試して、その後、表面を楊枝で混ぜました)
朱色は、多めの赤に、黄色若干多め・緑・青を少しづつ加えると、出せるそうです。
単純に、赤と青を混ぜたから紫になるという訳ではないようです。
いわゆる紫を作りたかったら、紫芋パウダーだと綺麗に出せます。
オレンジの場合は、にんじんやかぼちゃパウダーが良いですね。
粉末なので、ココアや竹炭パウダーと同じように、ダマになりやすい、パイピングには向かないというのが欠点ですが。
野菜パウダーは、漂白作用のあるレモン汁を加えると更に色の変化を楽しめますが(酸性に傾いてPhが変わるためです)、たんぱく質の凝固作用があるため、ロイヤルアイシングの卵白と反応して、乾きが早くなってしまいます。
またレモン汁入りのアイシングは、クッキーとの味の相性も良くないと聞きましたので、私は試すのやめようと思います。


