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長月式部日記

さまざま思ふこと

レミゼに続いて、もひとつ舞台ネタ音譜を。

先日、劇団四季が今回の東日本大震災で被災した
岩手・宮城・福島の3県で7月~9月にかけて特別公演を行い、
被災地の子供たちを招待すると発表しました。
無償で公演を行うと聞いています。
劇団四季で東北といったら、この作品ですネ!

「ユタと不思議な仲間たち」

青森県八戸市出身の作家・三浦哲郎氏の本を、
四季がオリジナルミュージカルとして作品化したものです。

ユタとふしぎな仲間たち (新潮文庫)/三浦 哲郎
¥420
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東京から東北の農村に転校してきた少年が主人公で、
新しい学校になじめずにいじめられているユタ少年と、
彼を見守る座敷わらし達の交流を描いた作品です。

子供向けのミュージカルとあなどるなかれ!!
まず、大人だって励まされるそのストーリー。
そして故・三木たかし氏による珠玉の名曲たち。
なんと途中フライング演出もあったりします。
(被災地の体育館では無理でしょうけれど…)

この作品での座敷わらしは、飢饉や凶作で生きたくても
生きられなかった子供の精霊として描かれています。
昔は子供が間引きされてしまったりしたんですよね…
で、その座敷わらし達ですが、顔には歌舞伎人の様なメークをし、
大きなオムツをつけた様な和風の衣装で登場します。
この座敷わらし達が、本当に温かくて、でも時には
厳しいことも言ってくれるいい存在なんですヨ。
そして東北が舞台なので、主役のユタ少年以外は
みんなセリフが方言なんです。
これが実に味があるんですね~

きっと、東北の子供達には喜ばれることでしょう。
そして勇気を貰えると思います。
逆に大人たちは、もしかしたら亡くなった子供達を
思い出してしまうかもしれません。
でも、このミュージカルの根底には
こんな精神があります。

みんなは一人のために。
一人はみんなのために。 」

きっと、きっと、被災地の皆さんの心にも響くと思いますビックリマーク

実は、今日の記事の題名はこのフレーズが印象的な
このミュージカルの主題歌といってもいい曲の題名です。
「♪友だちはいいもんだ。目と目でモノが言えるんだ。
  困った時は、力を貸そう遠慮はいらない…」と始まる名曲です!!
難しくないメロディなので、きっと子供たちはすぐに覚えると思います。
歌を歌って、元気になって欲しいナ。

ユタと不思議な仲間たち/劇団四季
¥2,854
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ところで、座敷わらしといえば、その存在が本当に
出没するので有名な岩手県の緑風荘という旅館が、
数年前に火事で焼けてしまったニュースがありましたね。
劇団四季の出演者も、度々旅館を訪れていたそうです。
出没するお部屋は焼けてしまいましたが、どうやらいろんな方の
お話を総合すると、座敷わらしクン(男の子らしいので)は、
すぐそばの神社に逃げて無事だそうですので
(男の子が駆け込んだ姿を見た人がいるとか)
きっと旅館はまた営業を再開することでしょう。

ちょっと怖いけど、会ってみたい気もしますあせる

今週は1日お休みを貰って、半月遅れの母の日祝いをしました。
この半年、ほぼ引きこもりだった母を連れ出すのが目的でしたが、
実は私の希望の方が大きかったりしてあせる
というのも、現在帝国劇場で上演中の「レ・ミゼラブル」
どうしても観たかったからなのです!!
ビクトル・ユゴーの名作「罪と罰」のミュージカル版です。
ミュージカル作品の中でも名作中の名作でしょう 感涙

今年、帝劇は開場100周年を迎えました。
そしてその記念公演の一環として「レ・ミゼラブル(略してレミゼ)」が
再び上演されているのですが、今回は特別な意味があるんですよ♪

ジュラ紀まであと少し
スペシャル・キャスト版のパンフレットです♪

レミゼがロンドンで上演されてから、昨年2010年が25周年でした。
そしてそれを機に、演出が一新されることになったのです。
現在上演されているロンドン・オリジナル版の演出は今回が最後!
なので、これは是非観に行かねば!!と思っていたのです。

実はワタクシ、このミュージカルは大好きなのですが、
お恥ずかしながら実際に観たのは初演の頃に1度キリ(;^_^A
でも、上演10周年の時にロンドンで行われた記念コンサートの映像を、
それこそビデオテープが擦り切れる程見てたので、
何度も観に行った様な気がしてましたね~(笑)
そしてつい最近、同じくロンドンで行われた25周年記念コンサートが
NHKBSで放送されたので、暇さえあれば観てます音譜

私が初めてレミゼを観た時(多分89年頃?)の主なキャストは、
 ジャン・バルジャン  鹿賀丈史
 ジャベール       村井国夫
 ファンテーヌ      安奈 淳
 エポニーヌ       島田歌穂
 アンジョルラス    福井貴一
 マリウス&コゼット  残念ながら記憶になし…
 
まず、ストーリーと演出に大衝撃を受けました。
そしてどの方も素晴しかったです(一部忘れてるクセに)。
当時、テレビドラマの俳優さんだと思っていた村井さんが
意外に歌える(失礼!)のが新鮮でした。
そしてアンジョルラスの福井さんにはお熱ドキドキを上げてました(笑)
でもなんといってもエポニーヌの島田歌穂さんですよ!
この方を観に行ったと言っても過言ではありませんでした。
ロンドンの演出陣も大絶賛、上演国からの選抜メンバーとして
エリザベス女王の前でも歌声を披露していらっしゃいましたね。
実は、島田さんが上演メンバーから外れてから
ますます観に行く意欲が薄れてしまっていたのです…
(最近のキャストの皆さん、ゴメンナサイ)

それが、今回はオリジナル版の最後の上演とあって、
ほぼ初演時のメンバーがスペシャル・キャストとして
公演に参加されるのが発表されまして、絶対行く!と
チケットを買ったのでした。

今回私が観たスペシャル・キャスト版も凄いメンバーですよビックリマーク
 ジャン・バルジャン  今井清隆
 ジャベール      鹿賀丈史
 ファンテーヌ     岩崎宏美
 エポニーヌ      島田歌穂
 アンジョルラス    岡幸二郎
 テナルディエ     斉藤晴彦
 テナルディエの妻  鳳 蘭
 マリウス        石川 禅
 コゼット        神田沙也加
 ガブローシュ     加藤清史郎クン(子供店長!)

いや~~、島田さんのエポニーヌがまた観られるなんて
なんちゅー幸せなことでしょう ラブラブ

今回の感想はというと、やっぱりそれはそれは素晴しかったです ニコニコ
皆さんの熱演に、最後は劇場全体のスタンディングオベーションでした!
子供店長の清史郎クンのガブローシュも泣かせました…
歌も、以前テレビで歌っていた時より格段に上手でしたよ♪
とにかく、まったく色あせない完璧な演出ですね。
(でもバリケードの戦闘シーンが昔より短かった気が…気のせい?)
ストーリーのメッセージ性が力強いですし、
何と言っても音楽、歌曲の素晴しさと言ったら!!
この舞台に感動しない人は居るのかしら?とまで思いますね~
この演出がどう変わるのか、ちょっと残念でもありますが
期待もしたい気持ちです。

連れてった母も、最後は号泣でした 号泣
久しぶりの外出には少し重い内容の舞台だったので心配でしたが、
(やっぱりラストシーンで亡くなった父を思い出させてしまった!)
でも、とても嬉しそうだったので良かったですアップ
どうしてもこの演出で観ておいて貰いたかったので、私も満足です わんわん

舞台のDVDは出てませんが、先日テレビ放送された
ロンドンの25周年記念コンサートが発売されています。
レ・ミゼラブル 25周年記念コンサート [DVD]
¥4,980
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個人的にはオリジナルキャストで公演された
10周年記念コンサートの方が好きなのですが、
残念ながらDVDは在庫が無い様です。
私も買っておけば良かった…

とにかく曲が素晴しいので、一度はぜひビックリマークビックリマーク

最近、ちょっとご無沙汰してますが、
単館で上映している様な、欧州やアジアの
映画カチンコを見るのが大好きです。
派手さはなくても心に沁み入る様な作品が多いからです。

でも、その手の作品の残念なところは、
テレビで放映される機会があまりないこと。
BSか、地上波なら深夜に放送されるくらい。
CS放送に加入すれば機会は格段に増えますが、
なんせ自称浦和サポでサッカー好きのくせに
スカパーすら入っていないワタクシにとっては、
ただひたすら放送されるのを待つのみなのですあせる
(ちなみにレンタル屋さんにも行きません…)

で、そんなワタクシが待ちわびていた中の1本が
先日ようやく放送されました音譜

「サン・ジャックへの道」

>サン・ジャックへの道 [DVD]/ミュリエル・ロバン,アルチュス・ド・パンゲルン,ジャン・ピエール・ダルッサン

¥4,935
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2005年制作のおフランスフランス映画です。
サン・ジャックとは、サンチャゴ・デ・コンポステーラのフランス語名。
この名前を聞いて何のことだかピン!と来る方は、
きっと旅好きかスピリチュアル好きなお方でしょう(*^▽^*)
スペインにある「巡礼の道」の到着点の地のことです。

ごく簡単に説明すると…
イエスの十二使徒の一人であるヤコブがエルサレムで殉死した後、
その聖遺骸が数世紀後にこの地で見つかって大聖堂チャペル*が建てられました。
そして中世以降に、ヨーロッパ中から巡礼する風習が始まったのです。
日本でいえば、お伊勢参りや四国巡礼の様なものでしょうか。
テレビの特集や本で見る巡礼の道は、素晴らしく美しいです。
でも観光ではないため、いまだに巡礼路は厳しい道のりとなってますが、
目的地までただひたすら歩くという行為も含めて、
いつかは一度訪れて(歩いて)みたいと思っているんですよ~
(別にキリスト教徒ではないんですけどネ)


そして本題のこの映画です映画
まず、メインの主人公は仲の悪い中年の3人兄妹。
亡くなった母親の遺言によって、遺産を貰う条件として
”3人で”巡礼する事を言い渡されます。
しぶしぶ従って出発の朝に出会ったメンバーは、
ひと癖もふた癖もある面々!!
家族に難あって離婚危機のツアーガイド、
何やら秘密のありそうな一人参加の女性、
友人と2人で参加してきた女子高校生と、
その女の子を追って参加した男の子とその友人。
なんとこの男の子たちはイスラム教徒のアラブ人なんです!

この人物構成が絶妙に絡まってお話が進んでいくのですが、
とにかくストーリーが良いんですよね~
いい年して道中も喧嘩が絶えない兄妹にも笑えますが、
何と言ってもイスラム教徒の男の子のうち、字が読めない設定の
ラムジー君がまるで天使の様に皆の心に触れるんですよ…しょぼん

とにかく、泣けて笑えて心があったまる映画ですビックリマーク
特に「歩いて」旅をした事のある方は必見ですヨ。
きっと共感出来るシーンが沢山ありますからべーっだ!
ところどころに登場人物の心象風景(見ている夢の画像?)の様な
シュールなシーンが挟まれるのも、ちょっと変わってて面白い!!
そしてヨーロッパ映画は多くがそうですが、
見終わった後に考えてしまう様な含みもあります。
遺産が絡んだ話なので、最近の私の状況がシンクロして
以前観た時より心に残った余韻が大きかったです。

予告編の画像を見つけたので貼っておきますね!
綺麗な画像は公式HPでどうぞ!

「サン・ジャックへの道」公式ホームページ


(動画をお借りしています)