日本で一般的に知られているように、イタリアでは豚肉のハムがよく食べられており、パルマ・ハムなどの生ハムが有名です。
私の大好物でもあるこの生ハムは、豚の足の部分を熟成してスライスしたもので、一般的にイタリアではProschiutto crudo(プロシュート・クルド)と呼ばれます。これは加熱処理したハム(プロシュート・コット)と明確に区別されています。



それとは別に、豚の背油の脂身だけでできた「ハム」があるのをご存知でしょうか。
これはlardo(ラルド)と呼ばれるいわゆるラードで、背油を塩漬けしたものですが、その高級品はラルド・ディ・コロンナータ(Lardo di colonnata)と言われ、背油を塩やハーブ、ニンニク等と一緒に大理石の容器に入れ、半年以上保管して熟成させるようです。それを下の写真のようにスライスして頂きます。



「https://goo.gl/images/DVJddW」より拝借

暖めたパンの上に乗せて前菜として食べるのがGENOVA近郊では一般的なようですが、脂身が仄かに融けてハーブの香りと塩味が、旨味と共に口中に広がる味わいが、何ともリッチで最高です。


先日仕事の付き合いで行ったレストランで、ラルドを使ったメニューを新たに発見。私がオーダーした下の写真の料理、その名も「ラードとキノコのチーズリゾット」。チーズがふんだんに入ったキノコのリゾットに、ラードのスライスが贅沢に乗っています。

注文時は空腹で頭が鈍くなってましたが、冷静に考えるととんでもない破壊力。ただ味はめちゃくちゃ好みで美味しかったので、半分残してお持ち帰りにさせて頂きました。



ちなみにこちらは、同僚の方が注文した、サーモンのサフランリゾット。お米がパラパラでパエリアとかピラフに近い味でしたが、サフランの香りが良く美味しかったです。



レストランの名前は、「in vino veritas」と言って、観光地のPorto Anticoにあります。リゾットは一皿12ー14ユーロ程度だったので、夕食としてはとてもリーズナブル。
次はもっとお腹を空かせ、前菜無しで挑む予定です。


おまけでレストランの写真。


我が家も長女が3歳になり、保育園・幼稚園でできる知人が増えてきた。
イタリアでは子供の誕生日パーティーを盛大に催す習慣があり、お呼ばれすることでママ友やパパ友が増えていく。

先日はそんな知人が4家族集まっての食事会があった。内訳は、
ウチの家族  大人2人と子供2人
友人家族A  大人2人と子供2人
友人家族B  大人2人と子供2人
友人家族C  大人2人と子供1人と連れ子1人

の、総勢16人であった。

行ったのはAlbisolaという、GENOVAから西に車で半時間ほどの、砂浜のある美しい街。
Da Diegoというレストランで食事をしたのだが、このレストランが大満足だった。地元イタリア人の選んだレストランなので、料理が美味しいのはもちろん、
・店員さんがフレンドリー
・トイレにオムツ替えの台
・価格がリーズナブル
という特典付き。特に前2つの特典は、GENOVAではなかなかにレアなので、妻も感激。


下は夕焼けのAlbisola海岸遊歩道。

こちらはお持ち帰りしたピザの箱。レストラン名と連絡先が書いてある。

これは妻のオーダーした、海鮮フライミックス(Fritto misto)。イカ、エビ、イワシが入っており、リグーリア州の定番料理である。

こちらは私の頼んだツナとオニオンのピザ。かなりでかい。


店員さんが、子供サイズのピザ(Pzza piccola)があるというので、上の娘にはそれを注文。だけど出てきたらなんとこの大きさ。。。
ピッコロ言うたやんけ!!

結局私と娘のピザは、半分ずつ持ち帰りになりました。


7時にレストランに入り、出たのは9時半というイタリアらしい遅めで長い食事でしたが、娘も他の子供も、そしてその両親も楽しめた食事。
他の家族は食後に、アイスクリーム屋を探し闇に消えていくという、何ともイタリアらしい夜を過ごしました。


外国に来ると、日本の生活環境がどれだけの人に懇切丁寧に支えられているか実感する。

公共の場での案内しかり、企業のカスタマーサービスしかりで、とにかく案内や説明が親切なため、困ることが少ないのではないかと思う。



下の写真は、近所のCO・OPのスイーツコーナー。
ティラミスを始めとする美味しそうなイタリアンスイーツが所狭しと並んでいる❤❤

のだが、、、



これが、個々のスイーツの値段が、とにかくわからない・汗

手にとってみても、まず個々の商品には値札が付いていない。

またご覧のように、売り場の縁に値札は付いているが、この値札の場所がとにかくグチャグチャで、どれがどれ用かパッと見わからない。

そしてお目当てのスイーツの名前と、値札に書かれたスイーツの名前を合わせるのが、これまた一苦労。

知らない単語も入ってくるため、まさに「神経衰弱」の世界。


それで最近開発した画期的な方法が、
グラム確認
という何とも原始的というか、情けない方法なのだが、これが非常に使える。

スイーツを手に取ったら、箱に記載されてる重量を確認し、その数が書いてある値札の値段を見るだけ。

これで金曜日のご褒美スイーツ購入が楽になったというお話でした。





GENOVAでは犬を飼っている家庭が、何故か非常に多い。それもマンションで大型犬を飼っているのである。
私達が住むマンションも、シェパードやレトリバーを初めとする大型犬を散歩させてる姿が目立ち、チワワなどの小型犬はほとんど見かけない。


そして大型犬を散歩した後に残されるのが、犬のフンである。
GENOVAでは、家や車そして服装などは情熱的とも言えるほど綺麗に保つが、公私のオンオフがはっきりしてるのか、公共の場となるとその熱意が大幅に下がるようである。


その結果、路上に残されるのが多くの犬のフン。最近はほとんどの人がフンを拾うとイタリア人同僚は主張するが、犬の数が多いからなのか、とにもかくにも犬のフンが路上に多い。

多くの家が室内でも靴を履くイタリアの家。靴で踏まれたフンを見ると、嫌な想像をしてしまう。



そんなGENOVAですが、マンションの敷地で施錠された部分にある中庭は、いままで犬のフンを見たことはなかった。大抵の住人には中庭は「公私」の「私」の部分に該当するのだろう。しかし先日、こんな張り紙が。。。


管理人さん作成の、「中庭に糞が落ちていました。やめてください。」的な文章。。。



これは管理人さんが掃除するんだろうし、うちの子供が石や葉っぱを拾って遊ぶ場所でもあるので、どうにか今後は止めて欲しいと願う今日でした。







イタリアの工業・製造業は一般的にレベルが高い。

フィアットやフェラーリ等の有名車メーカーや単車のドゥカティ、服飾ではGUCCI、PRADA、miumiu、BVLGARIなど、靴ではフェラガモ(Salvatore Ferragamo)など。

デザインも良いが、もちろん質も高く、高品質の製品を作り続けるからこその人気。



でも面白いことに、「作る」から「維持・メンテナンス」となると、イタリアはレベルがとんでもなく下がるようである。例によって気付いた項目を挙げると、


職場のエレベーター: 毎回止まる高さが違い、その差は最大5センチほど。降りる際につまづく人が多数。

マンションの中庭の噴水: 埃が噴水の底に溜まり、真っ茶色になる。管理人さんが多忙のため、大体3分の1の期間は茶色い噴水。

アスファルト道路: 水道管工事等で地面を掘って埋める際、絶対に水平に埋めない結果、道路の至るところがボコボコ。怖いのは高速道路もボコボコなところ。


と言った感じで、1度作ってしまうと壊れるまでそのまま使い続けるような感じ。



面白い例が、以下の通勤電車の写真。
この電車は、「顔」に落書きされまくり。

この電車は、横にも落書きされまくり。



駐車中にされたであろう落書きをものともせず、毎日通勤客を運んでくれる電車に感謝しながら、イタリアでの生活は続きます。



イタリアでは、「補充」という行為に十分な敬意が払われていないのかも知れない。

こちらでよく切れているもの、
・トイレットペーパー
・トイレの石鹸、手拭き紙
・コーヒー自販機のコーヒー
・コーヒー自販機のミルクや砂糖
・レストランやピザ屋の料理


最近遭遇したのが、ガソリンの品切れ。
いつものガソスタに行くと、支払い機に貼り紙が。




直訳すると、
「緑のガソリンは枯渇しています」
となる。。。


ヨーロッパでは、ディーゼル車が高い割合で走っており、ガソリンスタンドでも給油機がディーゼル対ガソリンで、2対1の割合が多い。
間違ってガソリン車にディーゼル燃料を入れないよう、ディーゼルは黒の給油機、ガソリンは緑の給油機なのが一般的。
上記の「緑のガソリン」とはこういう背景があるためと思われる。

それにしてもガソスタで品切れって、こんなん生まれて初めて見た。


同じ週には、同僚が職場のATMでお金を降ろそうとすると、「このATMには十分なお金がありません」とのメッセージが。。。
うーん、、、メンテに弱いのか、はたまたメンテを気にしないと言うのか。とにかくイタリアのおおらかさを感じる生活を送っています。



本年、2018年8月14日、GENOVAの東西を結ぶ結ぶ高速道路の高架橋が、突然崩落した。
お昼前の出来事で、夏休みとは言え多くの車が走っており、20台以上の車が崩落部分にいたためそのまま落下。
結果、43人もの方が亡くなった。
事故そのものも大変だったが、事故後もGENOVAの方は大きな影響を受けている。


GENOVAは海岸を前に後ろを山にする、東西に細長い街であり、東西を結ぶ唯一の高速道路が無くなり交通は大混乱。
崩落部分には南北に走る道路数本の他、GENOVAとMILANOを結ぶ線路が走っているため、電車もストップしてしまった。

幸い、GENOVA中心部からMILANO方面には、過去に使われていたトンネル内の線路があったため、その経路の代替的に使うことで当座をしのぐこととなった。

それから二ヶ月弱、ついに昨日から橋の下を通っていた線路が開通。私の通勤時間も30分以上短縮され、本当に大助かりとなった。

下の写真は、電車内から撮った橋。

これが西側の崩落部分。工場の倉庫、何件かの家と橋の距離が近いのがわかる。






そしてこれが東側部分。
写真の通り、橋の真下には多くの家が建っており、600人近い住人は避難生活送られているとか。


崩落現場を間近でみると、住宅の真上の部分が崩落しなかったのは、奇跡だったと思う。

住宅手前のがれきは線路数本を覆っているため、全面開通にはまだ時間がかかりそう。


同じ車両にはテレビ局のカメラとリポーターも乗っており、関心の高さが伺えた。
完全復興するまで、大変ながらも関係者の方には頑張って頂きたいと思います。


イタリアのローカル電車は、とにかく古い。
ローカル線だけじゃなく、長距離線もかなり古い。
ということは、大概の電車が古い。


GENOVA地域では主に三種類の電車を見かけるのだが、外装はこんな感じ。

1. シルバーの車両に緑の扉、推定年齢10歳


2. 緑の車両でブルーの蛇腹式の扉、推定年齢25歳


3. 白の車両に青の扉、推定年齢50歳
と、3種3様。日本の車両と比べると1番、2番も古めかしいが、3番などはすでに「クラシックカー」並の領域。


ベビーカーで3番に当たると、お出掛けの出鼻をくじかれて萎える。何が大変かというと、
・乗り口の階段が異常に高い
・乗り口に、ベビーカーお断り的な鉄格子
・ドアの開閉が手動のレバーでめちゃ固い

謎の鉄格子が装備されているため、混雑時には子供の手を引いて乗り降りするのさえ、非常に難しい。



ただこれはGENOVA近辺での話。観光都市を結ぶ主要路線では新幹線のような高速列車を採用しており、その最高スピードは欧州一という。
Freccia Rossa(フレッチャ・ロッサ=赤い槍)という名の列車で、なかなかに格好良く、また内装も高級感があって快適なのである。


GENOVA発着のものが無いので乗る機会が少ないのが残念。来週のTrieste出張に、MilanoーVenezia間でこれに乗る予定で楽しみにしていたが、GENOVAの橋崩落の影響で、Milanoへのアクセスが悪く飛行機に急遽変更。
Freccia Rossaには乗りたいが、移動に片道八時間もかけてられまへん。。。
電車好きの娘とともに、いつか家族で乗りたいものである。



ところ変わればルールも変わる。イタリアでは日本に比べて格段にルールが緩いが、ルールに厳しい日本と比べてより納得できる場合も、もちろんある。



先日、うちの奥さんの病院に付き添った際に、急患の待合室に貼っていた注意書き。

「携帯電話を使わないでください。」
とでも書いてあるのかと思いきや、

「携帯電話はここで充電できます。」
と書かれていた。
一番下には、
「職員に頼んで充電ケーブルを借りてください。」
と、何とも親切。
張り紙の下を見ると、普通のコンセントに加えて、USBケーブルでの充電にも対応する挿し込み口が。

日本とは正反対のポリシーに、思わず笑い写真を撮ってしまった。



思うに、急患にかかるほどの病状では、家族・友人に連絡を多くするため、バッテリー切れになる人が多いのでしょう。

日本では病院で携帯の使用・通話禁止が主流で、電源を切る必要のある院も多いのではないでしょうか。

個人的には、病気の際に家族・友人への連絡を優先し、それを助ける配慮のあるイタリア式が素晴らしいと思いました。





私達が住んでいるマンションは、コンシェルジュという、いわゆる管理人さんがいる。
メインエントランスの前に専用ブースがあり、朝の8時頃から夕方7時ころまで管理人さんが常駐しており、とても心強い。

管理人さんの仕事はマンションと中庭の掃除から花壇の水やりなど多岐に渡る。

そして、雨の日に必ずしてくれのが、エレベーター内に傘置きを設置すること。。。



上の写真は、雨の日に娘と出掛けて帰ってきた際、エレベーターで傘を置いてみた、の図。

しかしこの利便性が、

全っ然わからん!!!!


うちは建物の10階に住んでるが、エレベーターでの所要時間は約1分ほど。
いくら豪雨で傘から雨が滴ってても、傘立てに入れたってそんなに変わらんと思うのだが。。。



ただ管理人さんのいるマンション、コストは多少かかるが、その利便性はすごく高い。特に不在時に郵便物を受け取ってくれるのは、非常に助かります。


こちらでは配達時に不在の場合、再配達など無く自分で集荷場に取りに行く。イタリア語ができないと、非常に面倒。

最近は特にAmazonプライムで無料配達してもらうため、ついつい管理人さんに甘えています。

次回の帰国時には何かお土産を買ってくる予定。イタリア語でのお礼を言う練習をしなければ。