「健康に良い食品」というほど疑わしいものは無いと思っているわたし。部分的には健康食フリークの母親のお影。
でも毛嫌いする一番の原因は、調査の過程がよくわからず(自分で詳細を読めば良いのだが・・・)、更に他の要因を完全に排除できない研究手法のせいでもある。
今回みつけたのは、「卵を週に三つ以上食べると心臓病のリスクが上がる」というCNNが書いた記事。アメリカの大学での最新の研究をもとにしている。
タイトル通り、卵を多く食べると心臓病のリスクが上がるというもの。コレステロールの摂りすぎが良くないと示唆されている。
こういった人の健康と食事の関係を調査する場合、どうしても対象以外の要因(この場合は卵と違う要因)の影響が気になってしまうのである。
細胞レベルでの生物学の研究の場合、同じ細胞を使ってコンディション(培養液、日数、温度などの環境)を統一して、与える化学物質(薬の候補だったりする)を変えて何度も実験ができる。
人間の場合は、「遺伝子が同じのクローン人間をたくさん造り、同じ環境で過ごさせ、食事も全て同じものを与え、食べる卵の個数だけを変えて何年も過ごした結果、何人が心臓病で亡くなりました」ということが出来る訳もなく。。。
なのでこういった調査研究は、色んな要因を予め被験者に答えてもらい、どの要因が一番心臓病リスクと関係があるのかを、統計的に解析する。だけど全ての要素を入れることは不可能なので、「これは関係がありそうだ」と研究者が考える項目が、主に調査結果に影響を与えます。
例えば少し前に「加工肉をよく食べる人はガンのリスクが高い」とWHOが発表しましたが、こういう発表では「加工肉を食べるとガンになりますよ」とか「加工肉を減らせばガンにかかりにくくなりますよ」とは決して言わない。
これは例えば、「加工肉をよく食べる人は、ポテチやアイスクリームもよく食べる」からガンの可能性が高いかも知れないからです。物理の実験のようには明確な回答が出ないのが、統計的手法・社会学的手法の特徴でもあります。
もちろん、何かを食べ過ぎたり偏食をしたりは体に悪いが、ひとつの食品のみが健康に与える影響は、個人的には小さいと考えている。
なので今回のニュースを読んで、「卵は危険な食品だ」と思って卵を避ける方が多く出ないように願っています。まずはうちの母親にこのことを理解してもらわないと・苦笑
話は少し変わりますが、フィンランドでは「冬に ”サウナ+寒中水泳” を続ける人は長生きする」と聞きましたが、これは「サウナ+寒中水泳が体の血行を良くして長生きにつながる」のか、はたまた「もともと長生きできる体の強い人だからこそ歳を取っても寒中水泳ができる」のかわかりませんね・笑
フィンランドでは冬にサウナに行くと、確かに高齢の元気そうな方ばかりが、サウナから凍った水に入って泳いでおられました。あれぐらい歳を取っても元気でいたいものです。
前から気になっていた、睡眠時間の話。
個人的には8時間ほど毎日寝たいけど、子供が二人いる環境では、まあそんなことは不可能。
だけど昔聞いた話で、アルバート・アインシュタインが10時間寝ていたらしく、「考える」ためには長い睡眠が必要なのだろうと、何となくは思っていた。
先日みつけたニュース記事「10年後「死亡率」が最も低い睡眠時間は何時間」では、睡眠時間と死亡率の関連性を書いており、7時間前後の睡眠時間の人は一番長生きするとのこと。この結果は有名みたいで私も以前に聞いてたけど、今回の記事では他にも面白かった点があったので、纏めてみた。
1.睡眠時間を削ると、「睡眠負債(Sleep debt)」といって睡眠の「借金」が体に蓄積される。
→毎日好きなだけ寝たとしても、返済にはなんと3週間もかかる。
2.生理的には8.2時間程度の睡眠が必要。
→毎日好きなだけ寝てもらうと、睡眠時間は大体8.2時間に落ち着き、これ以上は寝れなくなるらしい。
3.睡眠不足は様々な病気のもとになり得る。
→この記事では、「がん、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、うつ病などの精神疾患、認知症など、さまざまな発症リスクを高める」と言っていて、本当ならかなり怖い。。。
4.「6時間睡眠を2週間続けると、集中力や注意力は2日徹夜した状態とほぼ同じレベルまで衰える」
→これが本当なら、日本企業で働いている多くの方はかなりの潜在能力がありながら、それを発揮できていないことになる。
個人的には4番が特に印象に残った。6時間睡眠の方は周りには沢山いるので、この人たちのパフォーマンスがそれだけ落ちているなら、実は彼らはめちゃくちゃデキる人たちな訳で。
「寝る子は育つ」という言葉があるけど、大人にも無関係じゃなさそうな今回の記事でした。
子供の睡眠時間をしっかり取るとともに、うちの奥さんと自分の睡眠時間もしっかり確保した生活をしたいなあ。。。





