いよいよ今年も残り少なくなってきましたね。
以前のめざましテレビで紹介された時は、放送時間の都合で簡単な説明でしたがもう少し詳しく説明したいと思います。
和食の配膳では基本的にご飯を左側、味噌汁などの椀物を右側に置きます。
いわゆる一汁三菜などでも手前側の左にご飯、右に椀物(一汁)、奥の右に主菜、左に副菜、真ん中に副々菜を置くことになっています。
(ちなみにご飯や香の物は三菜には含みません)
これには諸説ありますが「古代中国の思想である陰陽五行説が平安時代に中国から入って来たことによる」というのが一般的です。
陰陽五行説は陰陽説と五行説を合わせて言いますが、陰陽説の陰と陽の考えでは次のようになります。
太陽は陽、月は陰。
東と南は陽、西と北は陰。
春・夏は陽、秋・冬は陰。
上は陽、下は陰。
左は陽、右は陰。
本来はどちらが優れているというものではなく、陰と陽でバランスが取れているという考え方なのですが、上の例でもわかるように比較的陽のほうが上だと考えられがちなものです。
昔の左大臣と右大臣では左大臣のほうが位は上になりますね。
この意味から、農家の方が作られた貴重なお米を炊いたご飯と味噌汁(椀物)を比べたときに、
ご飯は陽、味噌汁は陰
となり、ご飯を左側に、味噌汁を右側に置くようになったと言われています。
ご飯を左側、椀物を右側という置き方は平安時代から使われてきたようですが、江戸時代には特別な場では会席料理が基本となって、この置き方が確立したと言われています。
日本サービスマナー協会https://www.japan-service.org/
理事長 沢野 弘
