日本で最初のホテル | 日本サービスマナー協会ブログ

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【日本で最初のホテル】


私の誕生日は11月20日でしたが、この日はホテルの日でもあります。


明治23年のこの日に帝国ホテルが開業したことに由来してホテルの日と決められたようです。


当時、外国の要人をもてなす宿泊所があまりなかったため、外務大臣である井上馨が音頭を取り、国をあげて帝国ホテル作りに着工したとの事です。



ちなみに日本で最初のホテルはオランダ人船長C・J・フフナーゲルによってその三十年前、万延元年に横浜で開業された横浜ホテルです。


江戸時代の終わり頃にペリーが来航して鎖国が解け、横浜にやって来る多くの外国人に対応するための宿泊施設が必要となり建てられたとされています。


建物はルネッサンス風の煉瓦造りで、舞踏室や音楽室などを備えたものであったらしいです。


残念ながらこの横浜ホテルは六年後に火事で焼失してしまいました。


一方、日本人によるホテル建設の第一号は築地ホテル館です。イギリス公使であったパークスが江戸幕府に要望し清水喜助により建築され、明治維新を迎えると同時に明治新政府によりオープンした本格的な一流ホテルでした。


日本が新しく生まれ変わる瞬間に誕生したホテルでしたが、この築地ホテル館も4年後、明治5年2月の銀座の大火で焼失してしまいました。


現存する日本最古のホテルは、金谷カッテージ・イン(現在の日光金谷ホテル)であると言われています。


明治4年、ローマ字で有名なアメリカ人宣教師ヘボン博士が日光を訪れた際に金谷善一郎氏が自宅に泊めた事がきっかけで、 同博士の勧めにより明治6年に外国人専用旅館として始めたとの事です。


今でも創業の家はカッテージ・インという名前がついており、登録有形文化財となっています。


そう言えば、創業当時の帝国ホテルの株主の一人である浅野総一郎氏の令嬢が明治25年に帝国ホテルで結婚式を挙げたのが日本で行われた最初のホテルウェディングだと言われています。


東京でもアンダーズ、アマン東京がオープンされ、大阪でもコンラッド大阪がオープンされるなど、東京オリンピック・パラリンピックに向けてここ数年、東京や大阪で外資系ホテルラッシュが続いていますね。


時代時代でホテルのあり方も変わってきています。


常にその時の人々の要求に合わせて、必要とされるものをきちんと提供することがホテルにも求められていますね。


日本サービスマナー協会

理事長 沢野 弘