私たちは日常の食事の中で、豆の皮や穀物のぬか、果物の皮などを「硬い」「食べにくい」「見た目がよくない」という理由で取り除いてしまいがちです。 しかし薬膳の考え方では、こうした皮や殻の部分こそ“生命力が宿る場所”とされ、栄養が豊富に含まれていることが知られています。 特に外側の部分には、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの微量栄養素が多く含まれ、腸を整え、体の巡りを支える働きが期待できます。
白米や白い小麦粉など、精製された「口当たりの良い食品」ばかり食べると、知らず知らずのうちに食物繊維が不足し、「腸の弱り」を招くことも! 薬膳の視点では、腸(脾胃)の働きが弱ると、 • 疲れやすい • 胃腸が重い • 便秘や下痢を繰り返す • 気分が落ち込みやすい といった不調が出やすくなると考えます。
食材の「皮を捨てる」のではなく、 体に必要なものを“まるごといただく”という意識が、腸を整え、体を芯から元気にしてくれます。