漢方医学では、肝は肝臓の機能だけなく、血液を貯蔵し、精神や感情を安定させる役割があるとみています。また、「春は肝を養う季節」といいます。
この頃は、脂肪肝と診断されて相談に訪れる方も多いです。
脂肪肝は典型的な症状はありません。血液検査のみで判断することはむずかしく、大抵は腹部エコー検査で、診断がつきます【右腎臓と肝臓を同じ画面でみて肝腎コントラスト(+)】。
脂肪肝の多くは、食習慣や運動習慣などの日常生活習慣が原因となります。太っている人に脂肪肝が多いですが、痩せている人でも、炭水化物や果物の過剰摂取、飲酒、薬剤の服用などにより脂肪肝になるケースがあります。
食事療法は、野菜を多めに、炭水化物や果物を減らし、タンパク質は通常通りにとります。脂肪肝によい食材として、薬膳ではニラ(硫化物による解毒作用)、しじみやあさり、カレー、酢(黒酢や酢の物など)をよく使います。
もちろん三食規則正しく食べることも基本中の基本です。食事を抜いたり一気に食べたりする と脂肪肝が悪化します。
漢方補助食品としては、イスクラ田七茶やカワラタケの入ったもの(商品名:木鶏丹)を好んで出しています。