高血圧改善に漢方薬を投与すると、頭痛やめまいなどの自覚症状は比較的早く改善するが、血圧は新薬ほどなかなか下がりません。新薬は血圧はすぐ下がりますが、服用をやめると元に戻るので根治が難しいです。しかし、漢方薬はつづけて服用すると、ある時期から次第に血圧がさがってくることが多いです。これは、その時点で血圧を高めていた体質が少しずつ根本から改善されてきたことを意味します。したがって、その後ある程度服薬を継続したあとは、薬をのみやめても容易には元に戻らないことが多いです。
但し、体質、血圧の程度により、時には西洋医学との併用も望ましいです。両医学のいずれかにこだわって、一方に偏するべきではありません。
血圧値については、家庭での血圧測定による記録を重要視しています。なぜなら、医者の前で血圧が上がってしまう「白衣性高血圧」と、反対に医者の前ではおとなしい、血圧が下がる「仮面高血圧」があるからです。この「仮面高血圧」は見逃す場合も少なくないですが、場合によっては命の危険をもたらすおそれがあります。40代に入ったら、くれぐれも血圧に気をつけてほしいです。「仮面高血圧」は、家庭での血圧記録から、それぞれ「早朝高血圧(早朝に高くなる)」、「夜間高血圧(夜中に高くなる)」、「ストレス高血圧」タイプに分けられ、対処法も異なっています。一般に、「夜間高血圧」や、血圧変動が大きい方は臓器への負担も大きく、しっかりコントロールしなければいけません。
ライフスタイル面では肥満防止、適宜な運動
、そして減塩食事(食塩<6g/日)、疲労やストレスを避けるなど心がける必要があります。10月からは天候も寒くなってくるので、血圧が気になる方は朝晩決まった時間に測ることをおすすめします。蒲谷漢方研究所では、血圧ノートをご希望者にプレゼント
していますので、いらしたらぜひ教えてください。