盛岡食いしん爺日記
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お盆。
東北自動車道も混雑。
盛岡駅や街も賑やかだ。
想えば正月は真冬、お盆は猛暑の頃。
春や秋が旅するにはいいのに。
繁華街は若い人が群れなし、
少し街から外れた盛岡の名店も混んでいる。
陽は落ちたがまだ暑い。
それでも食べたくなったラーメン。
一緒の人に聞くと、
「行こう、ラーメン食べに行こう!」
少し街から外れたRA-MEN IKKEN(ラーメンイッケン)へ。
カウンターとテーブルが2つの小さな店だ。
6時半に入ると、テーブルもカウンターも空いていた。
食券を買い、
2人用のテーブルに座った。
それからほんの数分。
ぞろぞろと客が来る。
あっという間に満席になり、人が並び出した。
ラーメンイッケンのある道は、
北上川に架かる夕顔瀬橋の西側で、
昔は国道だった。
今は広い道路が迂回している。
古くからの商店街で人通りも多かった。
今は、道も暗く、住宅街の道の様だ。
そんな中、イッケンの灯りに集まる人だかり。
混む直前でラッキーだった。
I Love Paris · Avalon Jazz Band
一緒の人は迷わず醤油のラーメン。
よく出汁がきいて美味しいのだ。
私も醤油、塩とも好きだ。
強く小麦を感じる麺。
奥深い味のスープ。
いい食感で柔らかい穂先メンマ。
そして2種のチャーシューが、これまた美味しい。
と、見ていて分かる。
その人も同じ様な笑顔の食レポ。
私は、8月の限定の「ニラと牛脂の油そば」。
油そばは食べたことがないが、
ラーメンイッケンのそばなら食べてみようと思った。
それに、メニューの写真にも惹かれた。
特製麺を覆う刻まれたニラの濃い緑。
トッピングは、大好きな穂先メンマ。
チャーシューは角切り。
ひき肉も入っている。
てっぺんに真っ赤な糸唐辛子。
温と冷があり、温にした。
キーマカレーも頼んだ。
カレーが強く主張するわけでもなく、
挽肉の味もしっかり。
バランスのとれた料理だ。
美味しい。
8月の限定そばの「ニラと牛脂の油そば」も美味しい。
特製麺にたっぷりニラと挽肉を絡めて口の中へ。
なんか、美味しいパスタを食べている様な感じ。
牛脂が香ばしく初めての味。
濃厚に見えて、そうでもない。
角切りのチャーシューもいい。
糸唐辛子がいいアクセント。
油そばとは、なかなか美味しいものだ。
レンゲで残さずニラを掬った。
仕上げにセルフでサービスの黒烏龍茶をゴクリ。
店の人にブログの掲載の話して了解をもらった。
草々に待つ人のため、イッケンを後にした。
振り返って見たイッケンの辺りは、
お盆で親戚が集まり、
これから道端で花火でも始まりそうな雰囲気だった。