盛岡食いしん爺日記
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花巻で人に逢う約束。
場所は旧東和町で時間は夕方。
早めに行って温泉に入ろうと思った。
なんだかんだと、しばらく忙しかった。
ゆっくり入りたい。
東和温泉に着くと雪が降りだしていた。
岩手では西の奥羽山系に温泉は多いが、北上山系では珍しい。
ふるさと創生事業で自治体に交付された1億円を活用して掘削。
見事に温泉を掘り当て平成8年に開業。
今では懐かしい響きのふるさと創生事業。
平成になった頃の話だ。
全国で色々な事業に使ったが東和町時代に掘った温泉は、
今も多くの人が訪れている。
George Michael - Careless Whisper
源泉かけ流しで湯量が多い。
広い浴槽は浅く寝そべって入る感じ。
やっぱり温泉はいい。
じわじわと体の芯に温かさが染みていく。
額の辺りに汗が薄っすら。
ゆっくり起き上がり半身浴。
しだいに毛羽立っていた神経が弛緩していく。
痛めた肩も温まっている。
可動域が広がっていくようだ。
髪も洗った。
風呂から上がって18時半。
待合せの時間だ。
温泉と併設の「レストラン日高見」。
何度か温泉には来たが、ここで食べるのは初めて。
温泉館のロビーに待ち合わせの人がいた。
あれ、頬が火照っている。
「こんちには、久し振り」
と挨拶をかわし、レストランの中へ。
二人とも会う前に温泉に入っていたのだ。
話を聞けば色々と大変そうだ。
その人が最近ひいたというお神籤を読んでくれた。
冒頭に、
「心をかたくもって一時の不運に慌て騒ぎ思い迷うてはいけません。」
と、こちらを見て続けた。
「本業をよく守って静かに時の来るのを待ちなさい。」
また、見る。
「開運疑いありません。」
なるほどと言うと、笑みを浮かべながら
「説得力、ありますよね。」
向かいに座った人は生姜焼き定食。
豚肉は花巻のブランド白金豚。
美味しそうだ。
私は、味噌ラーメン。
東和の佐々長醸造の白味噌を使っていると書いてあった。
生姜焼きのミニ丼つきのセットに。
佐々長醸造は、明治の創業。
天然の良質の水と選び抜いた地元の素材を職人の熟練の技で作る味噌、醤油など。
亀梨和也が長年佐々長醸造のめんつゆを使っていることが話題となり、
一時は品薄になるほどだった。
メニューの写真を遥かに越える野菜のボリューム。
これには嬉しくなる。
一緒の人もビックリ。
唐辛子をふり、箸を持った。
白味噌のスープ、野菜も美味しい。
これで味噌ラーメン単品だと880円。
花巻市、東和温泉レストラン日高見はボリューム満点でコスパよし。
ミニ丼も美味しい。
そして太麺がいい。
久々の太麺は割り箸の太さに迫るほど。
もちもち感と白味噌のスープ。
久々の温泉、美味しい味噌ラーメン。
話も弾み、いい時間を過ごした。
佐々長醸造













