盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます。音量に注意してください。>

 

 

テレビでは京都の嵐山など紅葉の見頃を映す。

歩道から溢れる観光客。

凄く混んでいる所でカメラを回すのだろうが、

それにしても人並みは途切れない。

 

北国の街、盛岡。

並木の樹々も葉を落とした。

枝を揺らして冷たい風。

毎日熊が出没している。

まだ冬眠しない様だ。

 

この時期になると、食べたい物がある。

時計は11時15分。

ランチには早いが創業明治17年の老舗そば屋「直利庵」へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

Les McCann ft Joe Pass - Yours Is My Heart Alone

 

 

そうか、今日は24日で世間は3連休の最終日。

11時半前に着いたが、もう数人の観光客らしい人が並んでいた。

わんこそばは、休止中なので、そばを味わいに多くのお客さん。

直利庵は有名になっているのだろう。

ダウンを着て来たので外で並ぶことにした。

 

 

きっと昨日も混んだのだろうな、などと思っていると、

意外に早く中へ入れた。

 

 

一人だったのでカウンター席が空いた様で案内された。

目の前の壁に「たちこそば(真だらの白子)」の貼り紙。

やった!

そば茶を運んできた店の方に迷わずすぐに注文。

「たちこそばをお願いします。」

「かしこまりました。お待ちください。」

素直に「はい」。

 

 

壁を前にしているが、

体を右に左に回し、ほかのテーブルを見た。

カツ丼、大ざる、鴨なんばんなどを食べている。

体を戻して注文の声に耳を立てた。

「カツカレーそば」などと聞こえてくる。

たちこそばは、聞こえてこない。

一度、店の方が盆にのせ奥の方へ運んで行った。

観光客は直利庵の「季節の変わりそば」を知らないのかな?

春は「たらぼ天のそば」、夏は「つめたい野菜そば」。

キノコの季節は「松茸そば」や「初茸そば」に「鮎そば」も始まる。

そして冬は、真鱈の白子の「たちこそば」や「牡蠣そば」だ。

味を知らないと初めての人は躊躇するかもしれない。

勝手に自分は常連気取り。(笑)

季節の変わりそばは全て絶品なのだ。

心の中でニヤリ。

でも、考えてみれば、自分も京都に行くと同じ様な物だと反省。

 

「お待たせいたしました。」

来た来た!

盛岡の老舗そば屋直利庵の冬の風物詩、真鱈の白子たっぷり「たちこそば」。

 

 

 

 

少し一味を散らす。

いざ!

と箸を持つ。

 

 

まずは、そばから。

品のよいそば。

そばの風味、喉越しともに抜群。

 

 

早速、たちこ(白子)。

臭みもなく口の中でとろけてしまう。

ひと口食べてしばし余韻に浸る。

とても美味しい。

 

 

たっぷりのネギ、白子、そば。

料理人が食材を活かしてバランスのとれた一品に仕上げる。

つゆも澄みきったまま。

ふと、周りを意識すると、やはりこのそばが気になる様だ。

チラチラと視線。

初めて食べた時は自分もそうだった。

 

 

一気に食べてそば湯。

いよいよ混むだろう、一杯飲んで立ち上がった。

忙しい女将さん達のいる厨房の方に会釈だけして店を出た。

 

 

今年も食べられて満足。

入れ替わりに続々お客さん。

連休の最終日も忙しいのだろう。

 

直利庵を取り巻く様に次々にマンションが建った。

それでも威風堂々としていると訪れるたびに思う。

 

 

今日の夕方に岩手町でのタブレット純のコンサートに行きたかったが、

パソコンと仲良くしなくては。

たちこそばは、毎年冬の自分へのご褒美だ。

ちょっと贅沢で美味しい物を食べて気分が変わった。

まだ12時前、さて気合を入れて仕事をしよう。

そう言えば、年越しそばの予約も始まっていた。

はぁ~今年も残り少なくなってきた。

 

 

 

 

 

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