盛岡食いしん爺日記

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盛岡の官庁街が集まる内丸地区。

ひと際目立つのが岩手県庁。

もう半世紀ぐらいは経つが、

どっしりとした重量鉄骨は今も岩手の県政を支えている。

12月県議会も近い。

7時を過ぎても煌々と窓の明かり。

パソコンに向かう職員の姿が見える様だ。

 

昔、必死に戦後の復興に向かった世代は算盤を片手に頑張っていた。

そして、何かと仲間とよく飲んでいた。

父もそんな一人だった。

 

 

人事や予算の頃は、家に帰って来なかった。

今も国政を支える霞が関では徹夜の話を聞く。

もう十年以上前の話だが、よく霞が関に行った。

農林水産省の地下には廊下の両側に店が並び、

ちょっとした商店街の様だった。

枕や毛布のレンタルの店もあった。

 

県庁の裏手に北ホテルがある。

そこで、7時に待ち合わせ。

 

 

 

Be My Love · Chris Botti

 

着いてすぐ駐車場の方から手を振る人。

 

 

近況を交わしながら北ホテルの「レストラン窯(かまど)」へ。

 

 

 

 

2階へ。

 

 

 

 

広々としてゆったり。

とても寛げる空間。

 

 

 

 

 

 

窓から見える県庁。

ずっと昔、この窓の上層階で県の方と仕事をしたことがある。

世の中はゴールデンウイーク。

地下食堂は休みで昼も夕飯も出前だった。

色々と想い出が宿る場所。

 

 

さて、一緒の人は大食漢だ。

盛り上がる大根とシラスのサラダから。

 

 

一緒の人は、ご飯セットに茄子焼きにイカのゲソ天。

 

 

サラからはみ出しそうな茄子の田楽。

 

 

イカのゲソ天。

 

 

それに揚げ出し豆腐。

食べながら、どれも美味しいと、いい顔でこちらを見る。

こういうチョイスもいい。

 

 

彩り豊かで美味しい料理をどんどん食べながら話も弾む。

「私ね、この頃人の名前が出てこないんだ。」

「そんなもんですよ」と答えた。

すると、「この間、女房の名前が出てこない。」

「えっ!」

「おい、とかばっかしで名前をしばらく呼んでない。」

「それにしても。」

「うん、間違えたら、今ここにいないだろう。」

二人で大笑い。

同じタイミングで仕切りのある方から笑い声が漏れてきた。

どうやらシルバーの集まりが会食している様だ。

懐かしい顔ぶれが揃い、皆の心が若返るのだろう。

 

私は讃岐うどんのセット。

六貫の握り鮨がついて嬉しい組み合わせ。

こんな感じもいい。

 

 

 

 

十分に強いコシ。

汁はあっさりしているが、出汁がよくきいて美味しい。

 

 

鮨も美味しい。

盛岡市、北ホテルの広々としてくつろげるレストラン「窯」はコスパもいい。

この讃岐うどんセットで千五百円。

 

 

食べ終わるタイミングでお茶のお代わりがテーブルに。

 

巷は、そろそろ忘年会の最盛期だ。

お互いに飲む機会が減った話になった。

昔は、何度も忘年会があり、2次会、3次会。

年末年始は親族と飲み、出勤が始まると今度は新年会。

団塊の世代に続いた私達も深夜まで仕事し、よく飲んだ。

 

電卓を尻目に算盤を使う人もいた。

事務機器は進化を続け、

ワープロに驚きあっという間にパソコンに。

コピー機も湿式の青い時代から、カラーコピーが当たり前に。

東京の出張も日帰り。

それなのに、どうして労働時間は減らず、

今も官庁街のビルは明るい。

主婦も洗濯は乾燥機付きで、

大型冷蔵庫で買い物も毎日しなくてもいい。

半世紀を振り返れば、物凄い進化だ。

どうして今も忙しいのだろう。

久し振りに会った人と、そんな話で盛り上がった。

 

外に出ると、寒い。

県庁の明かりは殆ど消えていなかった。

まだまだ明るいのだろう。

 

解散して互いの車に乗り込んだ。

私は、少し暖機運転をしていた。

「あっ!」
窯といえば昔から生クリームの入った珈琲だ。

飲むつもりでいたのに忘れてしまった。

 

 

 

 

 

 

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