盛岡食いしん爺日記
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盛岡の住宅街にある可愛い小さなパン屋さん「サブ―ル」。
道の向かいには中学校。
若い頃、ここの体育館にバスケットの練習で週に2回は通った。
あの頃は、飛び跳ねていた。
今は幻・・・ほんの少しだけ淋しい。
筋肉はだいぶおちてしまったが、
今もバドミントンができるのは、
あの頃、コートを駆け巡っていたおかげだろう。
あっ、そうそうこの体育館にセーターやシューズの忘れ物をした。
シューズは、車の屋根に一度置き、そのまま走って帰った。
気がついて慌てて戻ったら駐車場に転がっていた。
店の隣に何台か駐車できる。
サブ―ルの看板が素敵だ。
La dolce vita · Fausto Papetti
玄関先のコンクリートのたたきもセンスがいいなあ。
ガラスや陶器片が、所々に散りばめられている。
初めての時も入る前から、
美味しいパンが並んでいるに違いないと、思ったものだ。
ドアを開けると、焼きたてのパンの香り。
三畳ほどのスペースにパンが並ぶ。
「選んだら声をかけて下さいね」
そうそう、前に来た時もそんな感じだった。
相変わらずオーナーは忙しそう。
たくさんの種類を焼くのは大変だろう。
選びながら幾度もいい匂いを吸い込む。
パンのポップ。
説明を書いた紙を挟むパン。
カチカチになったパンを使っている。
なんという素晴らしいアイデア。
パンも飾りもセンスがいいと思った。
目にとまった一つが生姜のメロンパン。
これも美味しそうだ。
バケットは、あのフランス料理店の人気店「シェ・ムラ・ブル・リス」で、
食べた時にサブールのパンと聞いた。
これも美味しいのだ。
何しろ小さな店。
次のお客さんが来ないうちに選ばなくては。
どれもこれもそそられる。
そう言えば、エピスリーシトロンの小野寺さんが、
十三日町のトミカでの営業を終えてから既に焼き菓子の販売を始めているようだ。
「フェザン5858」で火曜の午後。
川徳デパート(パルクアベニュー・カワトク)にも納品しているという。
そして、この店でも水曜、木曜にシトロンの焼き菓子を販売を始めた。
選び終わってオーナーを呼んだ。
シトロンのことを聞くと、いきさつなどを教えてくれた。
時間帯によっては店にもいるらしい。
美味しいものづくりを追求する人と人との結びつき。
やはり、どこかで繋がるのだろう。
サブ―ルとシトロンの贅沢で美味しいコラボ。
素晴らしい!
シトロンのアップルパイは売り切れていたが色々と買った。
あのアップルパイが、また美味しいのだ。
可愛らしい小さなパン屋さん。
ドアを開ければ美味しい世界が広がっている。
今日で3度目だったがオーナーが覚えていてくれた。
ごく細い糸でも繋がっていると嬉しい。
天気や時間帯もあったのだろうが、
珍しくお客さんが途切れていて色々な話ができた。
家に帰り珈琲を淹れると紙包みが気になった。
サブ―ルのメロンパンを食べた。
生姜がきいて爽やかな甘味。
続いてシトロンのブラウニー。
これこれ、久し振りでどちらも美味しい。
二人の顔が浮かんだ。
作り手と食べ手の繋がりも確かにある。
そんなことを想った美味しい夜のひと時。
盛岡市本町、下小路中学校の向かい。
可愛い小さなパン屋さんの「saveur(サブ―ル)」

















