盛岡食いしん爺日記
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ある人が、
「紅葉はいよいよ盛岡の街中がいい。」
と話していた。
確かに街の樹々は鮮やかに色づいている。
C'est si bon · Emilie-Claire Barlow · Henri Betti · André Hornez · Haroldo Barbosa · Lucio Alves
山から下りてきた紅葉。
「小岩井はどうだろう?」
助手席の人に聞いてみた。
「終わってるかなぁ~」
私の予定は午後1時過ぎから。
まだ時間はある。
「行ってみましょうか?」
街中から国道46号線を西の方へ。
30分もしないで着く。
小岩井農場には入らずに少し西へ走った。
岩手山は麓近くが紅い。
小岩井の辺りも数日もしないうちに葉が落ちそうだ。
なんとか間に合ったという感じ。
それでも綺麗だ。
車の窓を少し開けてみた。
風は冷たいが心地よい。
雫石町の小岩井の西側には人気のそば屋が数軒ある。
十割そばの「しんざん」、まだ行ったことのない「はな野」。
「そば処久保田」もある。
滝ノ上温泉に行く途中にある「玄武洞茶屋」。
国道46号線沿いには、「安曇野」、「手打ちそば山重」。
ほかにもまだある。
どうして多いのだろう、などと思っていると、
「手打ちそば極楽乃」が見えた。
時間は11時半。
極楽乃も人気なのだが、木曜の今なら空いているだろう。
ハンドルを切った。
駐車場の周りの林も染まっていた。
民家を使ったそば屋。
名前の極楽乃とはこの辺りの地名「極楽野」から名づけたらしい。
2022年の冬に食べて以来だ。
もう2025年も残り少ない。
一緒の人は冷たいそばに天婦羅の盛り合わせ。
温かいそばと冷たいそばで使うそばが違うほどのこだわり。
冷たいそばは、二八で、温かい方は十割。
盛岡や県外からも雫石のそば屋を訪れるらしい。
あちこちにあるので、それぞれ贔屓(ひいき)の店がある様だ。
食べていると、次々に車が停まる。
私の知り合いでそば好きの方は極楽乃オシだ。
盛岡の中央公民館にも店があり、そこへよく行くそうだ。
向かいの人は、
コシの強めが好きらしい。
艶やかなそばを美味しそうに食べている。
天婦羅の盛り合わせはなかなかのボリューム。
私は、前に来た時の中華そばの味を思い出し、
注文しようと思ったが、
メニューで気になった「天中華」に決めた。
そば屋の中華そばが好きなのだ。
そこに大ぶりの海老天。
お~いいじゃないか!
テーブルに置かれると、
ド~ンと、海老天の存在感!
中華そばにたっぷりの甘いネギが嬉しい。
海老天を食べる。
プリっとした海老。
スープがほどよくころもに染みて美味しい。
麺は細い縮れ系で喉越しがいい。
前に食べた時、美味しいと思ったが、やはり好みの味。
見た目より麺もたっぷりだった。
そば湯を飲みながら思う。
今、雫石に来ている。
時間があれば温泉に入りたい。
森の中のカフェ「風光舎」で珈琲もいい。
しかし、今日はこの辺で街に帰らねば。
ブログを読んでいただいている方は、
「よほどの蕎麦好き」と思われるでしょう。
そうなんです、毎日続けても2週間は大丈夫。
ただ、こんなに蕎麦好きになった理由は分からないのです。
いつか考えてみよう。
雫石町長山 極楽野にある「手打ちそば 極楽乃」
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