盛岡食いしん爺日記
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川が多い盛岡。
新しい街に行くには雫石川を渡る。
盛岡駅から中心部に向かうとすぐ北上川。
市役所の裏には中津川があり東へ渡れば盛岡らしい街並み。
熊は、食べ物を求めて山から川沿いに下りてくる。
中津川から盛岡城址を望む。
色づき始めた樹々。
ここは毘沙門橋と言う自転車、歩行者の橋。
Chess mx - medley de Boleros Cover ( Bésame mucho ,Quizá quizá , Sabor a mi )
毘沙門橋の袂。
カレー屋「草のゆかり」。
2023年4月に民家をリノベーションして開店。
あの年の春に中津川縁を散歩していた。
通りかかり、カフェかなと思った。
入口に近づいて窓から中を覗いた。
素敵なカフェの様だ。
まだ11時を過ぎたばかりだった。
中に入ると、
あちこちから「いらっしゃいませ!」
なんと第1号の客になり、早いランチを食べた。
美味しいカレーだった。
ガラス戸を開けて入る。
片側にはテイクアウトの総菜が並ぶ。
入ると、
オーナーが
「あら、お久し振りです。」
そう言えば、
今年はおろか、昨年も来たかな?
変わらず、盛岡城址が窓から見える素敵なロケーション。
曇りガラスに映る草に見惚れていると、
「お二階まだですよね。」
「えっ!二階ですか、まだです。」
早速二階に案内され、ついて行く。
「お~!なんといつの間に。」
「もう一年ぐらいになるかな。」
やはりしばらく来ていなかった。
こんな店があれば嬉しいと思う理想的な空間。
二階の窓から、中津川や城跡が見える。
よくぞ作ってくれたものだと感激!
一つひとつ違う雰囲気のテーブルがゆったりと配置。
それぞれの窓から中津川を挟んで城跡が見える。
もうすぐ紅葉も真っ盛り。
春の桜や新緑も見事だろう。
女性二人に声をかけ撮らせてもらった。
草のゆかりの記事の写真は多くなると思った。
一緒に来た人は、初めてで1階にも驚き、
2階に感激していた。
その人は惣菜付きの「羊のキーマカレー」。
「きれいだ~」
目がまんまるで、お先にと食べ始めた。
幸せの笑みが零れ出る。
私は、白金豚のキーマカレーと総菜のセット。
ビジュアル、香りからして胃が騒ぐ。
カレーだけ食べても美味しい。
ご飯にかけたり、浸したり。
白金豚の脂身の甘さを活かしたカレーを総菜が輪になりご飯を囲む。
一つひとつ手間暇かけて丁寧に調理された総菜が仲良く並ぶ。
色々な味が楽しめ、野菜もたっぷり。
体が喜ぶカレーだ。
デザート。
向かいの人は、珈琲とフロマージュブランに季節のフルーツソース。
フロマージュブランを検索してみると、
フランス語で白いチーズと言う意味らしい。
なめらかで爽やかな酸味。
スプーンを止めて、こちらを見た。
「とってもさっぱりして爽快。ソースとよくあう」
またまた幸せの微笑み。
私は珈琲と田野畑山地酪農さんのミルクを使ったプリン。
年中、山で暮らす牛が育む。
山地の芝を食べて育つ。
それで、夏と冬の牛乳の味が違う。
今は緑の芝を沢山食べていてミルクの味が濃い。
ただ濃いのではなく、スッキリとした後味。
山地酪農の牧場を何度か見に行った。
牛達は急傾斜の山を上り下りして存分に芝を食む。
好きな時に横になり、食べる。
牛らしく生きる牛の牛乳は、雑味がなく美味しかった。
プリンも濃厚ながら後味がスッキリ。
あっという間になくなった。
盛岡城址と中津川を眺めながら、
「草のゆかり」の色々な総菜に彩られた旨味の濃いカレーとスイーツ。
満足して階段を下りた。
オーナーに一緒の人が言った。
「素敵な場所で来てよかったし、とても美味しかった!」
私も微笑むオーナーに、
「また来なくては」
と言った。
そうそう、オーナーの旦那さんの蔵を改造した
イタリアンのfilo(フィロ)にも行かなくては。
素敵な店で「盛岡食いしん爺のまちを歩けば」
の表紙に使わせてもらったのです。
































