盛岡食いしん爺日記

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1週間ほど前、ある方に誘われ、

盛岡の老舗そば屋「直利庵」へ行った。

 

 

 

 

 

Night And Day · Oscar Peterson

 

 

一緒の人は、

「ひょっとしたら、まだ松茸が食べられるかもしれない。」

「どこで?」と聞くと、

「直利庵」

 

というわけで二人でやって来た。

 

 

 

 

向かいに座った人は鴨なんばん。

直利庵ファンだけあり、なかなかのセレクト。

「ん?」

こういう時は「チョイス」かな。

早速、近頃は親しいAI様に。

チョイスは、比較的カジュアルな選択。

セレクトはフォーマルで慎重に選び抜くというニュアンスの違い。

まだよく分からない。

チョイスは個人の好みや直感的な判断で選ぶ。

セレクトは、客観的判断や根拠に基づき最適なものを選ぶ。

なるほど。

そこで聞いてみた。

「どうして鴨なんばんにしたのです?」

見かけによらず何事にも慎重な人だ。

「今週はそばを食べてないし、納豆そばと迷った。」

「なるほど、選んだ決め手は?」

「熱いそばで温まりたかったし、鴨も食べたかった。」

 

食べ物を審査するわけでもないし「チョイス」にしておこう。

 

 

鴨の旨味の濃い汁、甘いネギと品のよいそば。

美味しそうだ、いや美味しいのだ!

直利庵では鴨肉と別につみれにしたものも入る。

 

 

 

 

 

 

 

そして、まだ食べられた「松茸の菊花浸し」。

菊の花の上にのる松茸。

今年は初めて食べるようなものだ。

 

 

これは半分に分けて食べた。

「香り松茸味しめじ」と言われるが、

松茸に出汁のきいた汁が染みて美味しい。

二人で分けたが、汁は一滴も残らない。

そして菊は、サクサクとした食感の後ほんのり甘い。

贅沢で上質の逸品だと思う。

食べている間、言葉は無く、

顔でコンタクト。

 

 

さて、私のカツ丼。

 

 

蓋を開けると湯気にのり、玉子やカツの匂い。

ついてくるふ海苔のそばもいい。

 

 

 

 

好みの半熟具合で飴色の玉葱がカツを包む。

そして魅惑の飴色と狐色の共演。

上に飾られたネギの緑がいい感じのアクセント。

トロリとした玉ねぎに包まれてもカツはサクッとした食感。

豚肉の旨味と玉子。

美味しくて幸せになる。

 

 

美味しいカツ丼と今年も食べられた松茸。

大満足でそば湯を飲む。

向かいの人が「やはり、ここは日本食の料理店だ」。

私も深く頷いた。

 

立ち上がり、

女将さんと少し話ができた。

なんとか今年も松茸が食べられたと言い、

一つ聞いてみた。

「あの菊は、もしかしたら八戸界隈の甘い菊ですか?」

食用の菊は、そもそも苦味は少ない。

一度食べたことのある八戸の菊は、

全く苦味がなく、爽やかな甘味が口に残った。

その味を思い出したのだ。

ところが、答えは地元のものだった。

そうそう、そうだった!

直利庵は地元産を大切にし丁寧に手間暇かけて調理する。

挨拶して直利庵を後にした。

 

外に出て、直利庵に誘った人に礼をいい、

「送りますか?」

と言うと、

「大丈夫です。温まって満足しているから少し歩きたい。」

では、と車に乗り込んだ。

松茸もそろそろ終わりだろう。

味を楽しめてよかった。

さて、帰ってもう少し仕事しようと思った帰り道。

 

 

 

 

 

 

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