盛岡食いしん爺日記
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珍しく午前中から出かけ、
雫石の秘湯滝ノ上温泉「滝(りゅう)観荘」の湯に浸かった。
いつもよりゆっくり肩と膝を温めた。
どちらも軽くなった気がする。
つい先ほどまで街中にいたのに、
奥羽山脈の懐に抱かれ、
落差30メートルもの鳥越の滝を見て、
山肌から白煙がある地熱の里にいる。
盛岡暮らしでよかったと思う。
車で標高600メートルを超える山中から狭い道を川沿いに下り、盛岡へ向かう。
血行が良くなり、胃腸が食べ物を欲している。
焼肉と盛岡冷麺が食べたくなった。
ふと頭に浮かんだ店に迷わず向かった。
盛岡の北西。
みたけという地名だ。
店の名は「grilled meat NAGAMOTO(グリルドミートナガモト)」
今日で、まだ3度目。
店の前と道路向かいに駐車できる。
ドアを開ける。
入口は左手のすぐ奥。
写真からは想像できないが、
2階にも席があり、広々としている。
この前来た時、店主の方に「2階はまだですよね」と言われ、
階段を上がり、ゆったりした席でランチを楽しんだ。
As Time Goes By · Nicki Parrott
2020年から始まった「グリルドミートナガモト」。
中へ入ると、店のお二人が迎えてくれる。
自然な笑顔がいい感じ。
どの席もゆったりとして落ち着く。
ご飯を食べる時、私にとってこれは大切。
そして、お得なランチセットがある。
今日もそれが食べたかった。
パネルのほかにランチセットは紙のメニューもある。
そうそう「カルビ冷麺ランチ」だ。
まずは、モヤシのナムル。
糸唐辛子が憎いねぇ~
シャキシャキの食感。
すぐに完食。
続いてわくわくの肉が登場。
豚カルビ。
味がついていて焼いてそのまま食べた。
美味しい!
鶏カルビ。
しっかりとした肉質で柔らかく美味しい。
この鶏は絶品だと思う。
豚トロ。
噛むと溢れる甘い脂を残して消えた。
脂がしつこくない。
そして牛カルビ。
何度も噛まないうちに消えていった。
肉の旨味も十分で言うことなし。
強めの火でさっと焼く。
ランチセットにはライスもついている。
美味しい肉はご飯が欲しくなる。
時間を忘れ食べることに夢中!
4種の肉を焼いてタレも何もつけずに食べた。
初めて来た時、肉の量が少なめに見え、
何かを追加しようと思っていた。
ところが豚肉、鶏肉、牛とご飯を食べると、満足感。
食べ手を考えて作られていると思った。
〆の盛岡冷麺。
別辛だ。
私は辛味を一気に全部入れする人なのです。
ほどよいとろみと艶々の麺が紅く染まる。
もう三度目。
初めて食べた時の味を舌が覚えている。
チャーシューは肉の旨味たっぷり。
麺の食感、喉越しも最高。
スープがいい。
盛岡冷麺を食べ始めの頃は、透き通ったスープを好んだ。
今は、とろみ系も好きになり、その時の気分しだい。
グリルドミートナガモトのスープは、とろみ感が強すぎずいい具合。
どの店もそうだろうが、
このスープもかなりの手間がかかっているのだろう。
深いコクのあるスープを今日も飲み干してしまった。
初めて来たのは4月、次は7月。
そして9月でいずれもランチ。
次は夜に色々な肉を食べに来たい。
季節が変わるごとに訪れる店になりそうだ。
盛岡市みたけ
グリル ド ミート ナガモト