盛岡食いしん爺日記

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盛岡の肴町にmonaka(モナカ)というビルがある。

1階2階は商業施設で上は業務用だ。

 

 

ここは昔、今は菜園にある川徳デパートがあり、

肴町は県内一番の賑わいを見せていた。

確か屋上には遊園地もあった。

時代の波と共に川徳デパートは移転。

その後に中三デパートが入った。

中三が撤退後にナナックとなり、数年前に閉店した。

古くなった建物が解体され、

建築が始まり2024年7月に「モナカ」として地域の期待を背負ってオープン。

その一角に繁田園の店舗がある。

店は盛岡で唯一のアーケード街のホットライン肴町に面している。

 

 

一緒の人と街を歩いてひと休みしようと繁田園を覗いた。

 

 

 

Desafinado - Cover by Arpi Alto

 

 

繁田園の歴史はよく分からないが、

きっと古いお茶屋なのだと思う。

東京の繁田園との繋がりも気になる。

いつか聞いてみようと思っている。

 

昔はあちこちにお茶屋があったものだ。

生まれ暮らした家の押し入れに大きな茶箱があった。

中に何が入っていたかは覚えていないが、

湿気を嫌い物を入れておいたのだろう。

よく見かけた茶箱はしばらく見ていない。

今の若い世代は知らないだろう。

 

繁田園はお茶を圧倒するほどお菓子が並ぶ。

 

 

 

お茶に合う和菓子ばかりではなく洋菓子もある。

社長さんが、

「千葉さん。一個一個買えるようにしてるんですよ。」

と言う。

店に入ってきた年配のご婦人二人連れは、

あれこれお菓子を選んでいる。

楽しそうだ。

なるほど、これならお年寄りも買いやすい。

商売と言う物をよく知っている人だ。

 

 

店のアーケード側と奥に喫茶もある。

今風だと和カフェと言うのだろうか。

 

 

 

 

改築前の中三デパートやナナックの時代。

シルバーの憩いの場的な性格があり賑わっていた。

買物してゆっくり座って小腹を満たす場所だった。

現代的な建物になった今、ここでほっとできそうだ。

昼過ぎに店の前を何度か通ったが混んでいたのを見かけた。

 

さて私も一緒の人とひと息。

向かいに座り、ニコニコ顔で食べ始めた。

 

 

珈琲を注文すると、

「どのカップにしますか?」

選べるのだ。

驚いたことに棚にはアラビアのカップとソーサーもあった。

お茶屋さんの喫茶でアラビアとは。

珈琲と白鳥の皿に食べやすい大きさの草餅。

客がゆっくりして楽しめる工夫が溢れている。

そんな気がした。

一緒の人が、

「ひと休みに丁度いいですね。」

 

 

 

 

たぶん盛岡でも日本茶の需要は減っているのだと思う。

そこで、お茶と個包装で一個から買える和洋のお菓子。

入りやすい雰囲気の店でゆっくりお茶を飲める場所もある。

店が長く続くということは、

どれだけお客さんを見て考え、工夫するか、

そういうことなのかもしれない。

店で働く人達も楽しそうだ。

さて、ゆっくりしたのでまた街へ。

あれれ、せっかく社長さんと話したのに繁田園の歴史を聞き忘れた。

まあ、次回の楽しみにしよう。

 

 

 

 

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