盛岡食いしん爺日記
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雫石町の鶯宿温泉「川長」の湯に入った帰り、
シャボン玉を見た。
何年、いや十何年ぶりだろう。
風を感じなかったのに、七色を閉じ込めて流れていく。
温泉で心身癒されて、シャボン玉で童心に帰った。
あれは小学3年生ぐらいだろうか。
親の留守の隙に台所の液体の洗剤を口に入れ、
吹き出すと予想以上に大きなシャボン玉。
お~!
と驚いた途端、弾けて顔に液が飛び散った。
目が痛くて急いで顔を洗い、口をゆすいだ。
想像以上に苦かった。
C'est si bon · Emilie-Claire Barlow · Henri Betti · André Hornez · Haroldo Barbosa · Lucio Alves
子供の頃、それほどシャボン玉で遊ばなかった。
夏には庭先でよく花火をした。
ネズミ花火というのがあり、
火を点けた途端に勢いよく火を噴いてグルグル回った。
地面に筒を置き、細い木の先から出る花火を寄せて点火した。
ヒュウーっと音を立て空高く飛び上がる。
買えなかったが、
玩具屋で太く大きな筒形の花火を見るとワクワクした。
高校生ぐらいになると線香花火のよさが分かり出した。
女の子と並んでしゃがみ、一本づつ持った。
パチパチと音がして枝の様に伸びる火花。
心は、もっと激しい花火だった。
燃え尽き、地面にぽとりと落ちる小さな火の玉。
暗い中の隣の子のシルエット。
思い出して苦笑い。
国道46号線を盛岡の街に向かう。
焼肉・冷麺「髭」から始まり、やまなか家、韓式食彩ヤマト、三千里、
スタミナ太郎、ぴょんぴょん舎、ヤマトと続く。
まるで「焼肉街道」だ。
いつたい盛岡には焼肉・盛岡冷麺店が何軒あるのだろう。
稲荷町のぴょんぴょん舎へ。
ぴょんぴょん舎は、焼肉冷麺屋というより、
色々な料理を楽しめるレストラン。
案内された席につき、「さて、何から行こうか」と考える。
タッチパネルで、ナムルの盛り合わせ。
彩りもいい。
ほのぼのとごま油の香り。
まずは、しっかり野菜を美味しく。
シラスのチヂミがあった。
見つけて迷わずオーダー。
熱々の鉄板にのって出てきた。
外はカリッとして中はしっとりふっくら。
ついてきた塩をふり食べる。
美味しい。
よく韓国風海苔巻きと呼ばれる「キンパ」も。
美味しい~
酢飯の日本の巻き寿司も好きだ。
だが、ごま油風味のご飯もいい。
少し焼肉を。
和牛カルビを焼いた。
焼ほどに脂が滲む。
直ぐ焼き上がる。
タレをつけ口の中へ。
甘さを残して溶けていく。
肉を焼き始めてから盛岡冷麺をオーダー。
いつもの別辛。
コクのあるスープ。
麺は艶々で喉越し抜群。
いつも別辛と言いつつ、結局のところ辛味は全部のせ。
盛岡の人は盛岡冷麺が大好きだ。
冬でも焼肉とセットで食べる。
盛岡駅ビルや駅前にも多い。
繁華街は勿論、郊外にも。
各店とも麺やスープにちょっとした個性があり、
暮らす人は、それぞれの好みの味に通う。
あっという間に完食。
焼肉の後の盛岡冷麺で口の中もさっぱり。
これだからたくさん食べてしまう~
これで明日のバドンミントンもバッチリ。
後は快眠!