盛岡食いしん爺日記
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好きな温泉の一つ鶯宿温泉「川長」。
建物の前に立てば、湯気に満ちた湯船が浮かぶ。
ロビーで風呂に誰もいなければの条件で撮影を許してもらった。
身体を洗い、ついでに洗髪も。
さて、北投石の湯へ。
温めで長風呂がしやすく、免疫力が高まる風呂らしい。
次は内湯の広い浴槽へ。
入ると自分の体積分、
お湯が湯船から溢れ出る。
ざわ~と流れる音を聞きながら、
じわじわと体の芯まで温まる。
仕上げは雪見風呂。
思い立ち盛岡の街から40分ほど走れば、
温泉に入っている。
これは贅沢なことだと思う。
1週間ぐらい泊まってパソコンに向かったら、
小説の1本も書けそうな妄想。
ランチ付きでゆっくり来ようと思って数年。
まだ実現していないが今年こそは。
Everything Happens to Me · Wynton Marsalis
温泉を満喫して街へ。
約束していた人と「北田屋」へ。
盛岡信用金庫本店の裏手にあるそば屋。
近くの駐車場で待合せ。
その人が「北田屋」に行きたいと言い二つ返事で決まった。
店に向かいながら打合せ。
少し意見が食い違う。
そのまま着いてしまった。
入口の片隅にお雛様。
繭で作られたぼんぼりが可愛らしい。
しかし、よく精巧に作るものだ。
座った反対のテーブルを見た一緒の人が、
「あれ、ひとりで食べたのかな?」と言う。
もりそば3枚。
男の人は平気で食べる。
それだけ飽きのこないそば。
昔は私も天丼とかけそば、カツ丼と中華そばなど
平気で食べたと話した。
サラリーマン時代は昼も残業前の腹ごしらえにも来た。
そば好きになったのは40代になってからだと思う。
ここのそばは、自分の人生で間違いなく一番食べている。
私は、カレーそば定食。
ご飯のほかに煮物や漬物がつく、
そば定食をよく食べる。
カレーの風味と優しい味で飽きのこないそば。
そばに汁がよく絡む。
美味しい~
一緒の人は天丼。
ご飯も美味しいと言い、
「ここの天婦羅がいいんだよなぁ~」とニコリ。
気がつけば食い違っていた意見も同じ方を向いている。
美味しいもの、食べたいものを挟めば、
たいていは解決するものだ。
見ていたら天丼も食べたくなった。
そば湯を飲みながら奥さんと話した。
お雛様は、店の上の自宅にも飾るそうで、
年々、棚を組み雛人形を飾るのが大変だと話す。
それでも年に一度、
綺麗に飾らないとなんだか可哀そうと言う。
私達は頷いた。
北田屋のご夫婦は、
以前はよく山に登った。
早池峰山が特に好きらしく数十回は登っていると聞いた。
店に早池峰薄雪草など高山に咲く花が飾られていて、
旦那さんの撮影だ。
山登りの下りの時に転ぶと大変なので遠ざかっているそうだ。
確かに下りは疲れも背負う。
温泉に加えて北田屋のそばで心まで温もった日。
写真を並べ、ブログを書いていると、
また食べたくなる北田屋のそば。
岩手県盛岡市中ノ橋通1-3-25
盛岡信用金庫本店の裏手
北田屋