盛岡食いしん爺日記
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先日、もう陽は傾いていたが小岩井農場の辺りをドライブ。
車が通るのも気づかないほど静かだ。
しばらく眺めていて思った。
昔の人は、きっと手を合わせていたのかもしれないと。
Younger Than Springtime · Oscar Peterson
民家の庭の「猫バス」もなんかひと回り大きくなった様だ。
そして、鶯宿温泉へ。
好きなお湯の一つ「川長」。
フロントで了解を得たもののお客さんが来て
1枚しか撮影できなかった。
まあ第一の目的はゆっくり温泉に浸かること。
陽は長くなってきたが、
盛岡の街にさしかかる頃にはとっぷりと暮れていた。
国道46号線を街に向かう途中にぴょんぴょん舎稲荷町本店。
横目で見ていたら、
吸い寄せられる様に駐車場へ入っていた。
ぴょんぴょん舎稲荷町本店は、
単なる焼肉と盛岡冷麺の店ではなくレストランだと思っている。
オーダーはタッチパネルになったが、
メニューも置いてある。
やはり、一覧で見たくなる。
その時々の限定メニューも。
いつの頃からか、
霜降りより赤身を好む様になっていた。
嚙みながら肉の本来の旨味を味わうことを覚えた。
味噌仕立てのレバーも頼んだ。
ぴょんぴょん舎を横目で見た時、
浮かんだのがキンパだった。
勿論、オーダー。
海苔とごま油の香り。
美味しい~
キンパの恵方巻はあるのだろうか。
でも、少しずつ味わうのがいい。
〆は盛岡冷麺。
別辛で注文し、
辛味を入れる前に艶々の麺とスープをじっくり味わう。
続いて辛味を入れる。
卵の黄身を溶かすと、辛味がまろやかになる。
そしてかき回す。
深い味わいのスープと喉越し抜群の麺。
よくぞこんなに美味しい物を編み出してくれたものだ。
盛岡冷麺を食べるたびに思う。
ゆったりとした通路を挟んで斜め向かいに外国のファミリー。
パパが焼肉奉行でママと子供二人。
子供たちは車の容器に入ったご馳走を食べている。
ママは箸を器用に使い冷麺を食べている、
というか飲んでいる。
何種類かの肉を頼んだ様だ。
パパは、4枚づつ等間隔に並べ肉を焼いている。
トングを離さず焼き具合を見ている。
焼けるとママ、子供たちの順に小皿に置く。
次にまた等間隔に鉄板にのせる。
見ていた私の顔は緩んでいたに違いない。
立ち上がってレジに向かった。
稲荷町本店は、機械と対面の両方で支払える。
お金を出しながらスタッフに聞いてみた。
「欧米の外国の方も冷麺を食べるんですね」
「けっこう食べにいらっしゃいます。上手に食べますよ。」
こんなやりとりがいい。
お釣りを受け取ると、
「よろしければどうぞ」と1枚のチラシを手渡された。
「稲荷町本店限定のショコラピビン麺」。
アマゾンカカオの太田シェフが惚れ込んだ希少なクリオロ種のカカオ。
アマゾンカカオの太田シェフが惚れ込んだ希少なクリオロ種のカカオ。
花巻のプラチナポークの白金豚、甘さ溢れる田中果樹園のサンフジ。
そして、ぴょんぴょん舎自社農園のこだわりの韓国唐辛子で作られていると
書かれている。
さて、いったいどんな味なんだろう?
興味津々の盛岡食いしん爺。