盛岡食いしん爺日記

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昼過ぎの盛岡八幡宮。

太陽が顔を出し、

冷えた大地を暖める中を歩く二人。

つかず離れずいい距離感。

対の関係性が現れている。

などと勝手なことを考えながら境内を歩く。

 

 

七五三の季節。

 

 

Autumn Leaves - Arpi Alto

 

 

カラスが食べ物を探している。

歩くというより飛び跳ねて進む姿が幼子のよう。

じっと見ているとカラスと言えど可愛らしい。

羽が陽光を受けて光り輝く。

ほんのり虹色に見えたりも。

 

 

 

 

落ち葉が溜まっていた。

昔なら焚火をしてサツマイモを焼いた。

そうして食べた記憶はあるが、

確か上手く焼けなかったと思う。

今は見ることもない焚火。

 

 

散る前のエネルギーを集めた様な紅。

狛犬が見惚れている。

 

 

盛岡八幡宮の近くの家の窓に映る紅。

 

 

さて、ランチだ。

境内に飲食店が2店。

一つは愛名亭茶欧で、

後は「八満食堂 コレコウジツ」。

今日、茶欧は定休日。

 

久し振りに「コレコウジツ」へ。

 

 

 

 

外からは見えないが、意外に中は広々。

時々、イベントを開催していることもある。

 

 

ホームページを見た。

コレコウジツの店主は、兼業農家。

米や小麦粉、大豆、山葡萄や野菜なども栽培。

畑では農薬を使わず、

米も除草剤などを最小限に抑えとしている特別栽培米。

自然の力を信じてあるがままに育つ作物の力を大切にしているそうだ。

育まれた作物はコレコウジツで、

化学調味料を使わずに心と身体に優しい料理となる。

 

飲食店を営み農業も、というのは大変だろう。

休める日がないと思ってしまう。

その苦労をサラリーマンの長かった私には想像もできない。

 

 

 

昭和の時代。

戦後の記録映画では、

子供達はDDTを坊主、おかっぱ頭に降りかけられているのを見た。

有機塩素系の殺虫剤だ。

分解されず大地に残留し、

食物連鎖で体内に蓄積され発癌物質として問題となった。

今では製造禁止。

 

私が子供の頃は、細長いビニールに入ったアイスキャンディーがあった。

いかにもドギツイピンク色だった。

これも発癌性で問題となった。

ところが、サッカリン自体ではなく、

製造過程に問題があったそうだが、詳しくは分からない。

戦後のベビーブーム、

その後の私たちと、生きている間に色々な物を食べた。

多くの核実験や光化学スモッグも体験した。

それでも先輩方は逞しく元気に長生きしている人が多い。

平均寿命はどんどん延びた。

 

昨日今日の盛岡の問題は熊。

中心部の銀行や市役所の傍にまで出没。

東日本大震災で想定内外の議論の虚しさを知ったが、

まさか毎日熊が街を歩き回るとは・・・

 

それでも盛岡の熊は、ほかと比べるとおとなしいようだ。

しかし、いきなり背後から襲われたら自分を守れない。

熊も人も必死だ。

 

 

 

 

あれこれ思っていたら、きたきた!

無化調の中華そば。

 

 

 

 

煮干し、昆布を基調にして煮込む自家製チャーシュー。

その時のかえし醤油が中華そばの味の決め手らしい。

見た目はスープは濃いが、甘味もあり喉を通りやすい。

麺も小麦を感じ美味しい。

 

 

一緒にご飯を少なめにして頼んだ。

玄米入りで噛むのが楽しい。

これも美味しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コレコウジツの人の身体を想う心。

身体に優しい中華そばとご飯を通じて存分に味わった。

 

満足して会計。

棚にコレコウジツの米が置かれていた。

お~

安いじゃないか。

買おうと思ったが、財布の残りが千円札と小銭。

残り少ないようだが、今回は諦めた。

外に出ると太陽は隠れ、

風は冷たかったが心身ともに温もっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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